現地時間6日に開幕したニューヨーク・ファッション・ウィークで、米出身の女優兼歌手ゼンデイヤが「Tommy Hilfiger」とコラボした「Tommy x Zendaya」を発表。人種や体型、世代などにとらわれず誰もが楽しめるファッションを提案し、称賛を集めた。

ディズニー・チャンネルの人気ドラマ『シェキラ!』や映画『グレイテスト・ショーマン』『スパイダーマン:ホームカミング』などで知られる人気女優で歌手のゼンデイヤ(Zendaya)。約178cmの長身を生かし、どんなファッションでも着こなしてしまうセンスのよさで、昨年秋には米人気アパレルブランド「Tommy Hilfiger」のアンバサダーに大抜擢され、翌春にトミー・ヒルフィガー氏とのコラボライン「Tommy x Zendaya」を発表した。

そんなゼンデイヤは、現在開催中のニューヨーク・ファッション・ウィークにて、同氏と再びタッグを組んだコラボコレクションを発表。ライブミュージックあり、ビンテージカーの登場ありと70年代をイメージした活気あるステージでアポロ・シアターを沸かせた。

このたびのコレクションでは、ブレザーやハイウエストのワイドパンツ、Aラインのポロドレス、マキシ丈スカートなどのほか、ラメ入りのディスコドレスやボディスーツ、そしてツバ広のフェドーラハットなどが多数登場、レイヤード・ファッションやコート、そしてベルベットやソフトレザー、フェイクファーといった秋を意識したラインナップが好評を集めた。モデル姉妹のジジ&ベラ・ハディッドやシンガーのメーガン・トレイナーらも、音楽に合わせて体を動かしながらこのショーを楽しんでいたようだ。

ゼンデイヤは昨年、パリで開催された「Tommy x Zendaya」のショーで18~70歳までの有色人種のモデル59人を起用し注目を集め、

「我が家の女性陣の一人ひとりに『自分でも着られる』って思ってもらえることが大切だったの。」

「今回のコレクションは彼女達のことを思いながら作ったのよ。」

と話していたが、今回も“多様性”や“インクルーシブ”、そして“エンパワーメント”をコンセプトに掲げ、ソマリア系米国人でヒジャブ着用のモデルとして知られるハリマ・アデンや、現在妊娠中のプラスサイズモデル、アシュリー・グラハム、また60代のモデルなど人種や体型、世代の異なるモデル達を積極的に起用したことも話題を集めた。

自身2度目となった「Tommy x Zendaya」のファッションショーが大盛況のうちに幕を閉じたゼンデイヤは、のちにInstagramを更新し「まだ夢の中にいる感じ」と喜びを綴っている。

浮き沈みの激しいショービズ界で、ディズニー・チャンネルの人気子役から演技派女優、そしてファッションデザイナーとステップアップしているゼンデイヤだが、実は今月で23歳になったばかり。彼女の秘めたポテンシャルには、引き続き多くの人々が注目していくことだろう。

画像は『Zendaya 2019年9月9日付Instagram「Whoever took this, thank you for capturing my joy…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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