キーン氏がコソボ相手に3失点の不安定な戦いぶりを危惧 

 イングランド代表が現地時間10日の欧州選手権(EURO)予選で、コソボに5-3で勝利を収めた。勝ち点3を手にしたとはいえ、格下相手に3失点と守備面での不安を露呈したイングランドに対し、解説者の元アイルランド代表MFロイ・キーン氏は「悪い習慣が多すぎる」と、その“緩み”に苦言を呈した。英紙「デイリーメール」が報じている。

 イングランドEURO予選グループAの第6節でコソボと対戦した。最新のFIFAランキングで4位のイングランドに対し、コソボ120位。今予選で2勝するなど健闘を見せているコソボとはいえ、イングランドにとっては負けられない相手だ。

 そしてイングランドは、試合開始約30秒で先制点を奪われるなど出端を挫かれたが、自慢の攻撃陣が爆発し、前半だけで5得点を奪う猛攻を仕掛けた。しかし、後半に入ると2失点を重ね、最終的なスコアは5-3になった。結果的に勝利を収めたものの、守備陣の不安を露呈した。

 この結果を受け、英「ITV」で解説を務めた元マンチェスター・ユナイテッドの“闘将”キーン氏は、イングランドの戦いぶりに厳しい視線を向けた。

「見てる分には素晴らしい試合だったが、イングランド自己批判的にならなければいけないだろうね。イングランドには悪い習慣が多すぎる。彼らは試合が終わったように見えると、退屈そうにプレーすることが時々ある。それが彼らの杜撰なところだ。ボールをすぐに手放してしまうくらいならまだいいが、彼らはそれを取り返すことも、チームメートのカバーをすることもないから、より状況を悪化させてしまうんだ」

 キーン氏は試合の大勢が決した状況で、イングランドが見せた“緩み”について非難した。これはイングランドに残る悪しき伝統だと指摘している。

 同じく解説を務めた元イングランド代表DFリー・ディクソン氏も、5得点を挙げた攻撃陣に問題はないとしたうえで、「彼らはここから何も学ばなければ、どんな大会でも先に進むことはできないだろう」と守備陣には改善が必要だと強調していた。

 昨年のロシアワールドカップでは4強に進出し、戦力も充実するイングランドだが、まだまだ解決すべき課題は残っているようだ。(Football ZONE web編集部)

コソボに5-3で勝利を収めたイングランド代表【写真:Getty Images】