パラグアイ戦、ミャンマー戦ともに2-0で勝利

 日本代表MF堂安律は10日、カタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選の初戦となるミャンマー戦で2得点に絡む活躍を見せた。自身初のW杯予選はMF中島翔哉ポルト)とMF南野拓実(ザルツブルク)のゴールで2-0と勝利したなか、先制点の場面ではボール奪取で起点となり、正確なクロスで追加点をアシスト。現地時間11日未明にヤンゴン国際空港を出発し、新たな戦いが待ち受けるオランダへ向かった。

 W杯予選の初戦を終えた森保ジャパン。雨季のミャンマーで悪天候にも左右されず、白星スタートを切った。前半16分、堂安が高い位置で相手からボールを奪ってショートカウンターを発動。DF冨安健洋のパスを受けた中島が左サイドを駆け上がり、強烈なミドルシュートを決めて先制した。同26分には堂安自ら放ったシュートを相手GKが弾き、こぼれ球に再び堂安が反応。中央の南野へドンピシャクロスを送ると、南野が頭で決めた。堂安本人も「良い狙いだった」と笑みを見せるアシストだ。

 5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)に続いて攻撃の起点となった堂安。パラグアイ戦もノーゴールに終わったものの、前半23分のFW大迫勇也ブレーメン)の先制点を中央で中島からパスを受け、左サイドのDF長友佑都ガラタサライ)へパスすることで演出した。自身もスピードを上げてペナルティーエリア内まで入り、選択肢を増やすなど、相手の最終ラインを揺さぶった。同30分に南野が追加点を奪うシーンでは、絶妙な動き出しでアシストしたDF酒井宏樹マルセイユ)のスペースを空け、ゴールを“演出”した。

“全得点”に絡み攻撃を活性化させた堂安にとって、また新たな戦いが待ち受ける。8月末に正式決定したオランダの強豪PSVへの移籍だが、ほとんどチーム練習に参加できないまま日本代表に合流。手続きの問題でPSVでの試合に出ることができなかったため、マルクファン・ボメル監督に“直談判”して代表合流を1日早めてもらった。本拠地にあるアイントホーフェンへの引っ越しも終わっていない“ドタバタ”移動で、新居探しも「まだ全然。これから」だという。

初めてのW杯予選を経験して…

 初めてのW杯予選に出場し、今までの代表生活とは違う経験を積んだ。「自分がテレビで見ていた舞台だったので、出場できるのは感慨深かった。日本のみんなが応援していると感じていたので、試合終わってから凄い舞台だったんだと、感じさせられた」。大舞台に立ったことで課題もはっきりした。

「前回の試合と同じように後半3点目を取りに行こうというとろで取れなかったし、(失点)ゼロに抑えたのは素晴らしいことですけど、まだまだ自分たちの質は低い。自分を含めてそこは課題」

 また来月にはW杯予選のホームでのモンゴル戦(10日)、敵地でのタジキスタン戦(15日)を控える。強豪クラブでのポジションいもこれから勝ち取らなければいけないなか、日の丸をつけてカタールW杯を目指す誇りも忘れず、堂安は日々戦いを続ける。(Football ZONE web編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

リーグでの期待値も高まっている日本代表MF堂安律【写真:Yukihito Taguchi】