ジャポニカ学習帳から昆虫たちが去って行って早3年。その理由は昆虫が「気持ち悪い」という親や教師からの声がきっかけだったとネットで話題となっていたわけだが、このままでは生態系が崩れてしまう。
そんな懸念をよそにアマゾンがジャポニカ学習帳の発売元であるショウワノートと共同で今年4月28日から6月15日まで歴代の表紙の人気投票を行った(関連記事)
その結果なんと、期間限定ではあるものの、消え去って行った昆虫たちが再び舞い戻ってくることが決定したという。上位のほとんどが昆虫で占められていたそうだ。カラパイア昆虫処理班のおともだちの尽力もあったことだろう。素直にここは祝杯をあげようなんだぜ。
YAHOOニュースによると、今回上位に選ばれた表紙はアマゾンで限定販売される。さらには一般向けについても「復活を検討している」としているという。
人気投票は、1970年代、80年代、90年代、2000年代という四つの年代ごとの代表的なノート20冊ずつをアマゾンのサイト上で紹介し、復刻してほしいものに投票してもらう形式。
今こそ、あのすばらしい昆虫たちを復活させよう!歴代のジャポニカ学習帳の人気投票で復刻版が発売(昆虫注意)
投票の結果、各年代の1位はクワガタ、カブトムシといった昆虫が独占。四つの年代の各1位~3位である計12点のうち10点が昆虫という結果になった。投票した人のうち、約半数が1970年代の表紙に投票していることから、昔の表紙に人気が集中したことがわかる。
この結果について、ショウワノートの開発担当者は「上位に来るとは思っていましたが、予想以上の結果です。昆虫の表紙のファンの方がこんなに多くいることに、メーカーとしてとてもうれしく思っています」と話したそうだ。うんあたしもうれしいよ。
昆虫は人間に害を及ぼすものが身近にいること、全生物の50%以上は昆虫というその数の多さから忌み嫌われている側面もある。だが生態系を形成していくうえで欠かせない地球の一員であり、昆虫たちからは多大なる恩恵を受けているんだ。
その種の多さは地球内生命体で群を抜き、わかっているだけでも世界から約100万種、日本から約3万種が記録されている。 さらに、毎年世界から3000種くらいが新種として発表されているんだ。もしかしたら新種の昆虫の名付け親になれるチャンスだってバキバキあるわけだからね。
てことでまずはともあれよかったよかった。写真からでもいいから子供たちが、少しでも昆虫に触れ、知る機会が増えることは、決してマイナスになることはないと思うんだ。
ジャポニカの復刻版セットは既にアマゾンで販売されており、売上トップとなっている。
全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52195883.html
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