9月20日(金)に公開されるアニメーション映画HELLO WORLD」の野外上映会が、11日に京都・東本願寺で行われ、声優を務める北村匠海松坂桃李浜辺美波がサプライズ登壇した。

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HELLO WORLD」は、「時をかける少女」(2006年)、「サマーウォーズ」(2009年)で細田守監督の助監督を務め、劇場初監督作品「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」(2017年)が大ヒットを記録した伊藤智彦監督の最新作となる、新機軸のハイスピードSF青春ラブストーリー。

物語の舞台は2027年の古都・京都。内気な男子高校生・直実(北村)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂)が突然現れる。

ナオミによれば、瑠璃(浜辺)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうという。

彼女を救うため、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生。しかし、その中で直実は瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された秘密を知ることに…。

京都の代名詞・京都タワーを背景に、東本願寺400年の歴史上初めて実施された野外上映会

1500人の観客を見て、北村は「こんなに残ってくれていたんですね! 感無量です。僕自身もこんなに大きなイベントはなかなか経験できないことで、それが初めて声優をやらせていただいた『HELLO WORLD』だというのが本当にうれしくて、もっともっと多くの方々にこの作品を見ていただけるよう、より一層頑張ろうと思いました」と感想を。

そして、松坂&浜辺もそれぞれ「レッドカーペットから野外上映会まで雨が降り続く中、皆さん最後まで残って頂き、本当にありがとうございます!」(松坂)、「ずっと雨が降っていて天気が良くなかったので『これは野外上映やっても残っている人少ないんだろうな…』と思っていたのですが、実際登壇してみたらこんなに多くの方がいらして、本当にうれしかったです」と喜びを語った。

■ 北村が苦労した点は「うひぃ」

また、今回苦労した点について聞かれると、北村は「台本に『うひぃ』というセリフがあるんですけど、普段自分が出さない声は大変でした。でも、いろいろなシーンで『うひぃ』が登場するのでたくさん録ったのですが、完成したのを見たら、それがたった一つになっていて、実はやっていて全然『うひぃ』に自信がなかったので助かりました(笑)」と振り返った。

それを受け、浜辺は「それで言うと私は『はぁん』ですね。気絶した時に言うセリフで『はぁん』って書いてあって、それを言う暇があったら気絶していないと思うんですけど…(笑)。完成したのを見てもいまだに『うーん…そういうものなんだな』って思います」と語った。

一方、松坂は「個人的にはいろんなアニメの要素が詰まっているので、見ていてあっという間だなと思いました。今回収録がプレスコという、われわれが声を入れる時に画がない状態だったのですが、台本のト書きやセリフ、監督の言葉を頼りにして想像して声を入れていくのがとても苦労しました」と明かした。(ザテレビジョン

野外上映会に登壇した浜辺美波、北村匠海、松坂桃李(写真左から)