メイン州の海岸沖で先週、非常に珍しいロブスターが発見された。右半分が鮮やかなオレンジ、左半分が黒茶色で、大きなハサミや足の色も左右で違うのだ。専門家によると、左右で色が違うロブスターは5000万匹に1匹というレアモノだそうで、『New York Post』『Fox News』などが取り上げて話題になっている。

左右の色が全く違うロブスターが捕獲されたのは、メイン州バーハーバーの南にある島群近くの湾で、ここはロブスターの産地としても知られる。専門家はこのユニークな色の出現は遺伝子の突然変異によるものとみており、その希少さから注目が集まった。

このロブスターを捕獲したのは、地元漁師ダリル・ダンハムさん(Daryl Dunham)が船長を務める船で、同州ストーニントンのNPO法人であり、沿岸域の有効利用や環境保全活動を行うメイン州のセンター「Maine Center for Coastal Fisheries」に寄贈された。

同センターは6日、Facebookに「うちの水槽には変わったロブスターがたくさんいるけど、左右色が違うロブスターは初めてだよ」とコメントし、写真を添えてユニークなロブスターを紹介した。

この投稿に、SNSユーザーは「色合いがまるでハロウィン。‟ハロウィン・ロブスター”と名付けるわ」「名前は‟キメラ(異質なものの合成)”がいいな」「同じようなロブスターがカナダビーバー・ハーバーでも2018年秋に捕獲されていたよ」「6年前にも同じようなロブスターを見たよ」「右半分はすでに調理されてしまったような鮮やかなオレンジ色だね」「早速見に行くわ」など様々なコメントを寄せている。

なおこのロブスターは、同センターにある「ディスカバリー・ワーフ」内のタッチタンクに10月半ばまで展示される予定で、200万匹に1匹の割合で現れる青いロブスター1匹と、3000万匹に1匹の割合のまだら模様(キャリコ柄)のロブスター2匹の仲間入りをする。そして役目が終了した後は、捕獲された湾に返されるそうだ。

画像は『Maine Center for Coastal Fisheries 2019年9月6日付Facebook「We’ve seen some pretty cool lobsters in our marine touch tank over the years, but this one might be a first!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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