―[絶対夢中★ゲームアプリ週報]―


 9月12日(木)~15日(日)の日程で、今年も秋の風物詩、世界三大ゲーム見本市のひとつ「東京ゲームショウ2019」が幕張メッセで開幕しました。今回は12日のビジネスデイの模様をレポートします。

◆『FFVII リメイク』国内初試遊に行列!

 スクウェア・エニックスブースでは、『ファイナルファンタジーVII リメイク』(PS42020年3月発売予定)の主人公クラウドが乗るバイクと巨大剣「バスターソード」がお出迎え。奥には試遊台がズラリと並び、来場者が列を作っていました。実際に試遊してみると、冒頭の映像の美しさに驚愕。当時の3Dポリゴンも最先端でしたが、現世代機のグラフィックはさすがのひとこと。軽いアクション要素が加わった戦闘になっていて、懐かしさよりは、新作を遊んでいるかのような感覚でした。

◆1対4の決死の鬼ごっこPROJECT RESISTANCE

 続いてはカプコンブース。発売されたばかりの『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の看板モンスター・イヴェルカーナが睨みを利かすなか、10日にティザー映像が公開された謎のゲームPROJECT RESISTANCEプロジェクト レジスタンス)』(PS4Xbox OneSTEAM/発売日未定)のテストプレイが行われました。ジャンルは最近ゲーム実況でも人気となっている非対称型対戦ゲームマスター1人対サバイバー4人で、ゾンビが徘徊する実験場からの脱出を試みます。時間制限もあってとにかく緊迫感と恐さ満点! あたふたしているうちに脱出には失敗しましたが、このテンションはクセになります。

◆生まれ変わった『新サクラ大戦』の出来映えは?

 人気シリーズサクラ大戦』をリブートした久々の新作『新サクラ大戦』(PS412月発売予定)が大々的に展開されるセガブース。シリーズおなじみの時間制限式選択肢LIPS」は健在ですが、拠点の「大帝国劇場」は3Dで表現され、まさに新時代感。キャラデザも一新され、新規のファンも取り込めそうです。

 もう一方のサイドでは『龍が如く7 光と闇の行方』(PS42020年1月発売予定)が登場。メインの舞台は、おなじみの神室町の3倍以上の広さという「横浜・伊勢佐木異人町」。会場では札束風呂と美女が来場者を迎えていました。戦闘はコマンドRPGへ生まれ変わり、アクションが苦手でもバトルが楽しめるようになっています。

◆懐かしさが込み上げてくる「PCエンジン mini

 KONAMIブースでは、ミニ化復刻レトロハードPCエンジン mini」(2020年3月発売予定)の試遊を展開。プリインされる予定のタイトル全58本からセレクトして試遊ができました。本体は手のひらサイズですが、コントローラは昔の大きさのまま。持った瞬間に懐かしい感覚が蘇ってきます! 試遊の限りでは、ロード時間や遅延などは特に気になりませんでした。

ポーランド&中国メーカーの話題作

 海外からの出展で目立っていたのは、『ウィッチャー』シリーズヒットしたポーランドゲーム開発会社「CD PROJEKT RED」の新作『サイバーパンク2077』(PS4Xbox One、PC/2020年4月)。オープンワールドアクションRPGで、キアヌ・リーブスも出演する話題作です。ブースにはゲーム主人公・Vが描かれた巨大看板が立てられ、圧倒的な存在感を放っていました。

 また、日に日に注目度が高まっている中国ゲームメーカーも多数参加。日本ではスマホアプリ崩壊3rd』で知られる「miHoYo」は、『ゼルダ』への熱いリスペクトぶりで話題を呼んだオープンワールドアクションRPG『原神』(PS4iOSAndroid、PC/2020年発売予定)の開発元。『原神』は国内初試遊ということでこちらも人だかりができていました。

◆驚きのギミックが続々のインディーゲーム

 すっかりTGSの目玉のひとつとなったインディーゲームコーナーアイデアが光る出展無料の「選考ブース」には、選考の結果、世界22カ国・地域から86の開発者のタイトルがズラリ! なかでも印象的だったのは、電気通信大学インタラクティブメディアラボの新感覚携帯型ゲーム機UPLIGHT」。手に持てる立方体の表面全周囲が画面となるゲーム機で、立体なのを活かし、隠れた部分をのぞいたり、回してみたりという新鮮な提案が行われていました。

 また、奈良先端科学技術大学院大学のロボティクス研究室「Lepra Robotics」は独自の靴型デバイスTEX-Shoes」を展示。足裏に触感を与えることを目的に開発中だそうです。今年はVR/ARコーナーにも、中国で開発されたトレッドミル型VR「KAT WALK」シリーズや、昨年の展示から進化したVRの世界を歩き回れるオーストリア発の足装着アクセサリーCybershose」が展示され、ゲームに足をどう活かすかがひとつのトレンドとなっていました。

◆撃たれた感覚が伝わってくるスーツデバイス

 VR/ARコーナーで印象的だったのが韓国・bHapticsの触覚スーツTactSuit」シリーズ。昨年も出展し「VR美少女につんつんされる感覚が味わえる」と話題を呼びましたが、今年は胴体用ベストTactot」で前後20ヵ所、計40ヵ所が振動して、ライフルで撃たれたり、斬られたりといった多彩な衝撃が体感できました。これでリアルアクションゲームプレイしたら、敵にやられたときのショックは凄まじいものがありそうです。冷房スーツ・暖房スーツが流行るなか、着るデバイスも浸透するかもしれません。

 ほかにも、5GでのeスポーツアピールするNTTドコモのブースや各社ゲーミングPCのブースなど、今後のゲーム界を引っ張っていきそうなブースも多数ありました。土日、予定が空いているという方は幕張メッセに足を運んでみては?

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)がある。ウェブサイトディファレンス エンジン

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スクウェア・エニックスのブースは『FFVII リメイク』がメイン