企画・株式会社ルーデル、原作・株式会社AppFreaksによるスマホアプリゲーム作品「アイドルガールズ」から生まれた、星守紗凪(ほしもりさな)、立沢萌々瑚(たつざわももこ)、日南結里(ひなみゆり)による女性声優3人組のアイドルユニット「SODA」。9月4日には、待望の1stシングル「EARLY SUMMER LOVE」をリリースしました。オフィシャルインタビュー3回目となる今回は、日南結里さんにご自身の「キャラクター」やポリシーなどをおうかがいしました。

「SODA」の日南結里さん

【女性3人組声優アイドルユニット「SODA」日南結里さんインタビュー】

――オーディションで印象に残っていることはありますか?

日南 最後にスタッフさんと面談をしたのですが、その前に「自己分析ツール」を使い、質問内容が決められまして。でも私だけアカウント作成が間に合わなかったんです……。当日何を話そうかと思っていましたが、結局8割以上、野球に関する話をしました(笑)。私のツイッター等を調べてくださったみたいで「この子、どうやら野球が好きみたいだぞ?」と思っていただけたようです(笑)。

――「アイドルガールズ」の陽乃役に決まったときの率直な感想をお願いします。

日南 自己分析をしてみたら、「こざかしいヤツ」という結果になりまして……(苦笑)。「これはアイドルにはなれないな」と思っていたので、選ばれたときは本当にうれしかったですね。たまたま他のふたりとキャラクターが被らなかったのもよかったと思います。

――ちなみに、オーディションではどのような自己PRをされたのでしょうか?

日南 野球の話は置いておいて、私って本当に「普通」なんです。そんな平凡な私にとって「なにか武器になるものはないか?」と考えたところ、やっぱり「歌」なんじゃないかと思いまして。「歌を頑張りますから、私を選んでください!」とお話させていただきました

――歌う上で意識していることは?

日南 レコーディングは早く終わらせればいい、というものではないとはもちろん思いますが、限られた時間のなかで自分が最大限のパフォーマンスをして、いいものを残せるかどうかを常に考えています。こざかしい……じゃなくて(笑)、したたかにやろうと!

――「EARLY SUMMER LOVE」はどのような姿勢でレコーディングされました?

日南 この曲はオーディションでも歌わせていただいたので、「ついにレコーディングができる!」といううれしさがありました。元々夏は大好きで、先日も伊豆の海にダイビングに行ってきまして……。私、元々周りの人に自分の好きなものを好きって大きい声で言えないタイプの人間なのですが、「陽乃ちゃんには照れがあっていいよ」と言っていただけたので、パーソナルな部分を生かそうと思い、レコーディングに臨みました。

――「EARLY SUMMER LOVE」でお気に入りのフレーズは?

日南 「難しい小説 読んだこともないのに 背伸びした 放課後の STORY」です。青春時代の甘酸っぱい記憶がよみがえってくるな、と。「全力で大好き!」みたいな勢いのある歌詞と、その対照的となる歌詞が同居しているのは素敵ですよね。私たち「ソーダ」の最初の楽曲になるので、パチパチと弾けるような楽しさをお届けできるようにしたいですし、みなさんにもぜひ盛り上がっていただきたいです!

――次に「ときめく風が吹いたら」のレコーディングいかがでしたか?

日南 「EARLY SUMMER LOVE」が王道アイドルソングだったので「次はどんな曲が来るんだろう?」と思っていたら、後ろの楽器、鍵盤の動きがすごく切ないんですね。私のなかでは、歌いやすかったのは、どちらかと言うとこっちです。3人で歌うことにより、どのような曲が完成するのかがすごく楽しみです!

――今回のCDには、それぞれのソロバージョンも収録されています。

日南 陽乃ちゃんは優等生キャラだけど、全力を出し切れないところがあるということで、そういうところを自分に重ね合わせつつ、「これからはそうじゃない自分を出していくぞ」という気持ちで歌いましたので、そこに注目していただきたいです。

――そんな陽乃には、どのような印象を持ちましたか?

日南 オーディションを受ける前から「受かるなら陽乃ちゃんだな」と思っていました。少し落ち着いた雰囲気がしっくりくるんですよね。ほかのふたりだと私が演じるには「ちょっと元気すぎるかな?」みたいなところがありまして、陽乃ちゃんでよかったな、と。

――先日、ジャケット撮影やMusic Videoの撮影も行なわれたそうですね。

日南 MVの撮影は初めての経験でしたので、撮影中に「あ、いま間違えちゃった」というのを顔に出さないようにするのが大変でした。3人で励ましあいながら撮影しましたね。写真撮影も含めると朝から夕方までかかってしまいましたが、すごく充実した時間を過ごせました。

――衣装を着てみた感想は?

日南 私のイメージカラーは紫なのですが、撮影当日は髪に少し緑色を入れてきたんです。そしたら、某「エ●ァンゲリオン」に登場する人型の兵器みたいな色になってしまって……(笑)。プリーツのなかから柄が出ていたり、細かい部分もこだわりを持って作っていただいたので、回ったりするときにはぜひご注目いただきたいですね。

――ちなみに3人のなかでご自身のポジションは?

日南 そうですね……立沢さんと星守さんに比べたら、ちょっと落ち着いた立ち位置にいなければならないのかな? とは思います。ステージ上で突っ込みを入れたりタイムキープをしたり、まとめ役になるのかな……。アイドルのライブ映像などを観るのが好きなので、それを使ってMCの勉強をしようと思います!

――9月はCDのリリースイベント、そして10月の「アニ玉祭」が待っています。

日南 まずは私たちのことを「好き」「応援したい」と思ってくださる人を増やしていくことを念頭に活動したいです。それに伴い、たくさんの触れ合える機会ができれば最高ですね。私、実はかなりの緊張しいで、ステージに立つと「全然そうは見えない」とよく言われるのですが、舞台袖で置物になっているところをスタッフさんに心配されることも多くて……(笑)。立沢さんと星守さんに、余計な心配をさせないようにメンタルを鍛えていこうと!

――「SODA」の一員としてどのようなユニットを目指していきたいですか?

日南 これからリリースされるゲームを引っ張っていくようなユニットになりたいですし、歌を聴いて少しでも「いいな」と思ったらゲームをプレイしていただきたいです。ゲームから入った人も、リアルな私たちに会いに来てほしいなって思います。応援よろしくお願いします!

――ズバリ、今後どんなステージに立ちたいですか?

日南 日比谷野外音楽堂、通称「野音」です。屋外のステージには憧れがあるので、いつか立ちたいですね。(WebNewtype・【Text:佐伯 敦史】)

新人女性声優3人組によるユニット「SODA」