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13日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「なぜ水族館のサメは同じ水槽の魚を食べない?」に注目が集まっている。

サメといえば、他の魚を食べて生活するイメージがあるが、サメだけが入った水槽を見たことある人はいないと思われる。他の魚を食べない理由はなぜか、チコちゃんが教えてくれた。

■「面倒くさいから」

チコちゃんの気になる回答は「面倒くさいから」という。水族館にいるサメが水槽内の他の魚を食べないのは、生活が影響しているようだ。

水族館にいるサメは、飼育員からエサを貰うことができるため、簡単にお腹いっぱいの状態になる。お腹いっぱいになっているので、わざわざエサを探して食べる必要がないのだ。

自ら体力を使ってエサを探して食べないという様を「めんどうくさい」と表現していると解説。

生き物にとって、「生きること」「子孫を残すこと」の2つが大切で、エサを貰える水族館内のサメは「生きること」は簡単に満たせる。さらに「子孫を残す」という活動をさせるために、オスメス両方を同じ水槽に飼う事が多いことも教えてくれた。

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■小さな魚の動きに影響

わざわざ小魚とサメを同じ水槽に入れるのには理由があるという。サメという存在がいるため、いわしなどの小魚は群れを作って泳ぐようになる。

小魚の群れで泳ぐ幻想的な姿は、サメと同じ水槽に入っているおかげで見ることが出来るようになるというわけだ。サメはストレスフリーだが、常に食べられるかもしれないという小魚たちは実はストレスフルな生活をしているのかもしれない。

番組では、「ノコギリザメ」「ネコザメ」「ゾウギンザメ」といった珍しい種類のサメを紹介し、テーマを締めた。


■わざわざ小魚と同じ水槽に入れる理由に納得

サメが別の魚を食べない理由もだが、わざわざ小魚と同じ水槽に入れることへの解説に納得の声が多く集まっている。

■泳いでいる魚を見て食べたくなる?

いわしさんまなど、普段食卓に並ぶような魚が展示されていることも多い水族館だが、たしかに生きが良くて美味しそうでもある。

しらべぇ編集部では20代から60代までの男女1,157名に調査したところ、16.6%の人が「水族館の魚を見て食べたいと思ったことがある」と回答した。

水族館

同じ水槽に入れることで、見るほうとしても楽しくなる仕掛けがあることを教えてくれた。これからは、どうしてあの魚とこの魚が一緒の水槽なのだろうと考えることもあるかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男女1157名(有効回答数)

水族館のサメが他の魚を食べない理由は… 小魚たちとの関係も明らかに