ついこの前は幸せそうだったのに、あっという間に別れているカップルがいる一方、ちょいちょいケンカしながらも、いつまでも仲良く付き合ってるカップルもいます。

この違いってなんでしょうか?長く幸せが続くカップルには、もともとの相性のよさ以外にも、いくつかの特徴があるようです。

恋愛感情だけで結びつかない

ラブラブに見えてすぐ別れてしまうカップルは、恋愛感情だけで結びついていたことが多いようです。

カップルなのだから当たり前では?と思いいがちですが、長く一緒にいられるカップルの間には恋のときめき以外にも友情のようなつながりがあるんです。

例えば、彼が異性の同僚のことで彼女に相談をしたとして、フラットな気持ちで話を聞くことができるでしょうか?

恋愛目線だけで「他の女の話をしないで!」と怒ると、彼はやましいことがないのに疑われたと感じ、きちんと会話のできない人だと思うようになります。

その話に出てくるのが男か、女かということよりも、彼の悩みの本質は何なのか。

そこをきちんと聞いてあげられるようなカップルなら、よい関係が長続きするはず。

それぞれの世界がある

恋人のことが大事でも、自分の世界が全部彼(彼女)一色になってしまうカップルは、比較的早く別れがきてしまうようです。

恋人が常に自分のことを考えてくれているのは、はじめは確かに嬉しいもの。

でも、自分の世界がなくて、友人との先約よりも自分を優先されたり、毎日長電話たがるような恋人は、重荷になりがち。

視野も狭くなるので会って話しても退屈に感じることも増えます。

私の世界は彼でいっぱい♡というのも楽しそうですが、自分以外のものに左右される幸せには安定感がありません。

たとえそれが彼氏でも。

うまく行っている時はいいけれど、ちょっと連絡がないだけでも「浮気?」「私を嫌いになった?」と不安になるのはちょっと病的。

恋人のことで頭がいっぱいな状態は、恋の刺激は存分に味わえるけど、相手を窒息させてしまうような重さもあるのです。

レキシブルな関係

彼が弱音を吐いたときに「男なんだから甘えないで」と突っぱねたり、どんなに彼女が疲れている時でも「女なんだから料理ぐらいしてよ」とか「年下なんだから言うこと聞いとけよ」と言っていませんか?

年齢や性別で相手の役割を固定しようとする付き合いは長く続かないことが多いです。変えられない属性で役割を固定されると、問題が起きても話し合って改善することができません。

そして、お互い「この人には何を言ってもムダ」と諦めモードに入ってしまいます。

彼女が彼を引っ張ってもいいし、彼が甘えてもいいし、年下の彼女の言うことを素直に聞いてくれる彼をあらためて尊敬してしまうこともある。

そんな風に、おたがいの立場がフレキシブルなカップルはいつまでも新鮮で長続きするようです。

「相手を人として大切に」が重要

長続きするカップルは、恋人というよりも一人の人としておたがいを大事にできる人たちが多いよう。

恋人だと思うと、急に上手く距離感が掴めなくなる人たちの恋は短くなってしまいがちです。

「大事な女友達にしないことは彼氏にもしない」心がけを持っておくだけでも、恋の寿命は延びるかもしれませんね。

(中野亜希/ライター)

(愛カツ編集部)