子供を何人も車に乗せ、酔った状態でハンドルを握っていた母親がいる。あまりにも危ない運転の仕方に娘は怯え、「ママが事故を起こすくらいなら」とある方法を思いついた。
■酔った状態で運転した母親
米アリゾナ州で暮らす母親(31)が、10歳の娘、そしてまだ幼い姪ふたりの計3人を連れて、話題の映画を観に行った。
子供たちとの楽しいひと時を経て気分が高揚したのか、母親はワインを購入し、すっかり酔いが回るまでガブガブと飲んでしまったとのこと。それでもしばらくすると帰宅する時間になったため、母親は車に子供たち全員を乗せ、自分でハンドルを握り運転し始めたという。
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■超危険運転に子供たちが絶叫
酔いが回った状態で安全運転などできるわけもない中、正しい判断すらできない状態になっていた母親は猛スピードで運転。車内にいた子供たちはあまりの恐怖に絶叫した。
ついには「このままではまずい」と判断した娘がスマホを見つけ、勇気を出して通報。さらには証拠を残すべく車内の様子を撮影しているが、それには「事故を起こす前に運転をやめて」と懇願する子供たちの声や、危険運転を続ける母の様子がしっかりと残っていた。
■駆けつけた警官に逮捕された母
通報を受けた警官隊が現場に急行し母親の様子をただちに確認したが、母親は警官に寄りかからずには歩けぬほど酔っ払っていたとのこと。
無事だった子供たちのうち娘は警官に自らが撮影した映像を見せ、母はそのまま逮捕された。
■「娘は正しいことをした」
その後、母親は米メディアの取材を承諾。そこで「母親として最悪な失敗をしてしまいました」と反省した上で、我が子が泥酔した自分を撮影し通報したことについても「正しいことをしてくれた英雄です」と絶賛している。
一方娘も取材に応じ、「通報し、泥酔したママが酷い運転をしていると伝えました」「私はママ、そしてイトコたちの命を守りたかったのです」と話している。
この少女が通報しなければ、子供たち、そして付近を走行していた人々や歩行者がとんでもない事故に巻き込まれていたかもしれない。「ワインを飲むなら家で飲みましょう」と語っている母親だが、この母親はむしろ断酒したほうが良さそうだ。
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