アッレグリ前監督がC・ロナウドの印象を語る 「特筆すべき彼の強さはメンタル面だ」

 昨季限りでユベントス監督を退任したマッシミリアーノ・アッレグリ氏が、その決断について改めて言及した。イタリアメディア「パドヴァ・スポルト」は、アッレグリ前監督が、ユベントスの監督を退任したことについて「全く後悔していない」と発言したことを伝えている。

 2014年にユーベの監督に就任したマッシミリアーノ・アッレグリ前監督は、チームをセリエA8連覇に導くなど、就任期間の5年間で数多くのタイトルをクラブにもたらした。昨季限りでユーベの監督を退任したアッレグリ氏は現在フリーの状態で、講演会などに引っ張りだことなっている。

 パドヴァで行われた講演会でユベントスを離れたことについて問われたアッレグリ氏は、その選択を「全く後悔していない」と語り、当初から休養を考えていたことを明かしている。

ユベントスとの間の選択については、全く後悔していない。物事は強制されるものではない。5年後に時が来たら休養するつもりで、会長はそれを先に察してくれて、互いに合意したことなんだ」

 続いて昨季ユベントスに移籍してきた、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについての印象を語っている。

「彼は偉大な選手だが、特筆すべき彼の強さはメンタル面だ。UEFAチャンピオンズリーグゴールデンボールを勝ち取ってきた彼は今季で35歳となるが、ユベントス入団後も自身に刺激を与え続け、違いを作り出している。長年にわたり高次元のレベルを保つためには基礎的な技術が必要で、彼はプロフェッショナリズムによって他者との違いを作り出している」

 監督業のストレスから解放されたアッレグリ氏は、今回の講演会で多くのことを明かした。現場への復帰を望む声は絶えないが、イタリアが誇る名将はまだ余暇を楽しんでいるようだ。(Football ZONE web編集部)

アッレグリ前監督(左)とC・ロナウド【写真:Getty Images】