マンチェスター・シティは14日、プレミアリーグ第5節でノリッジとアウェイで対戦し、2-3で敗戦した。同試合後、ジョゼップ・グアルディオラ監督が衝撃的な敗戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

ここまで3勝1分けの2位に位置するシティは、直前の試合で開幕5連勝を達成した首位のリバプールを追走するうえで勝ち点3が必須。立ち上がりからボールを保持するお馴染みの展開となったが、18分にMFケニー・マクリーン、28分にMFトッド・キャントウェルと格下相手にまさかの連続失点を喫してしまう。

その後、前半終了間際の45分にエースFWセルヒオ・アグエロが開幕5試合連続ゴールを挙げて反撃の狼煙を上げる。だが、後半立ち上がりの50分に8月のプレミア月間MVPのFWテーム・プッキに3点目を献上してしまう。ここから猛攻に転じたアウェイチームだったが、88分にMFロドリゴ・エルナンデスのプレミア初ゴールで1点を返すのが精いっぱいだった。

そして、直近25戦20勝5分けと圧倒的な相性の良さを誇った昇格組相手に26戦ぶりの敗戦を喫すると共に、プレミアリーグでは今年1月末のニューカッスル戦での敗戦以来、19試合ぶりとなる黒星となった。
同試合後、グアルディオラ監督は今季初黒星を喫した一戦を以下のように振り返っている。

「毎試合勝利して毎シーズン100ポイントを獲得することを我々に期待するのは少し酷なことだと思う」

「こういった類の試合は時に起きるものだ。我々には多くのゴールチャンスがあったが、実際にはそれを決め切ることができなかった。したがって、ノリッジを祝福するだけだ」

「それがフットボールというものなんだ。今日、我々には非常に多くの決定機があった。そして、彼らは3度か4度の決定機があった中で3点を決めた」

「1失点目は自分たちがセットプレーの守備をうまくできなかった。2失点目はカウンターアタックに晒され、3失点目はミスからだった。」

「ただ、我々はチームとして何をすべきか、これまで何をやってきたのか、これから何をしていくかを全員が共有できている」

「自分のプレーヤーたちが大好きだし、彼らと一緒に仕事ができることは喜びなんだ」

また、スペイン指揮官はこの試合の敗因に関して、記者から指摘されたセットプレーの守備については「弱点ではない」と否定。その一方で、3失点目がチームにとって痛恨だったと主張している。

「確かに我々は過去においてセットプレーの守備がうまくいっていた。しかし、この4年間で(攻撃時における)セットプレー自体の水準が上がってきている。したがって、セットプレーの守備が自分たちの弱点だとは考えていない」

「0-2の状況でも多くのチャンスを作っていたし、我々に焦りのような感覚はなかった。しかし、3失点目は痛かった。後半良いスタートを切れていた中での失点だったからね。ただ、フットボールにおいてミスは避けられないものなんだ」

また、DFアイメリック・ラポルテが長期離脱を強いられた中、DFジョン・ストーンズとDFニコラス・オタメンディのセンターバックコンビで3失点を喫したこともあり、センターバックの選手層への不安が日増しに高まっている。

だが、グアルディオラ監督は守備的MFからコンバートとなるMFフェルナンジーニョや若手の存在を含め同ポジションに不安を感じていないと語っている。

「ジョン(ストーンズ)とニコ(オタメンディ)はこれまで多くの機会で共にプレーしている。そして、これまで我々が成し遂げてきたことの大部分に関わっている」

「現在、コンパニがベルギーに去り、ラポルテはケガをしている。そんそため、現時点で我々が抱えるセンターバックは彼ら2人だけだ。ただ、我々にはフェルナ(フェルナンジーニョ)も数人の若手もいるし、心配する必要はないと思っている」

なお、ショックが残る今季初黒星を喫したシティは、18日に敵地でチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ初戦のシャフタール・ドネツク戦に臨む。

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