スーパーストリーム(角田聡志社長)は9月3日、中堅企業向け基幹業務システム「SuperStream-NX」シリーズの人事・給与管理製品の最新版として、「SuperStream-NX Ver2.20 人事給与ソリューション」を発表した。10月1日に発売する。角田社長は、「SuperStream-NXは中堅企業をターゲットにした基幹業務システムのパッケージ製品として国内シェアナンバーワンを目指している。今回発表する人事給与ソリューションは15年ぶりの全面刷新により非常に競争力のある製品に仕上がった。現在、SuperStreamのユーザー数は9000社を超えているが、2021年末までに累計導入社数1万社を目指す」と宣言した。

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 同社は会計、人事給与ソリューションに特化した製品開発・提供を24年間続けてきた実績があり、現在はキヤノンマーケティングジャパン傘下のキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)のグループ会社になっている。キヤノングループのITビジネスにおいては、バックオフィス系の自社商材開発の中核を成す。

 取締役企画開発本部長の山田誠氏は、SuperStream-NX Ver2.20 人事給与ソリューションの開発のポイントについて「2000社以上の人事部から課題をヒアリングして、日本の人事部の最優先課題としてまずは給与計算や人事処理などの定例業務の労働生産性を上げることが求められるていると分かった。それが達成できたら、タレントマネジメントなどを使って知的生産性を上げる方向に向かいたいと考えている人が多い」と説明。柔軟かつシンプルに使えるレポート・文書作成機能には特にこだわり、「帳票のアドオンをゼロにするための仕組みを実現できた」(山田取締役)という。また、同社のRPAツール「SuperStream-NX オフィスロボット」にも対応させ、人事・給与管理業務の自動化も促進する。(本多和幸)

(左から)角田聡志社長、山田誠取締役