モヒカン(gyro/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

一昔前に、元「サッカー界の貴公子」デヴィッドベッカムが大流行させたソフトモヒカン。それをさらに奇抜にし頭頂部の髪だけを残したガチモヒカンで登校した息子が教室から追い出されたとして、「これは許せないわ!」と母親が激怒している。

■モヒカン頭で登校した少年

夏休みも終わり、英国のある少年(13)は「これだ!」とモヒカンカットで髪を整えて登校。しかしその頭を見た学校の先生たちは驚き、すぐに少年を教室の外へ連れ出し別室で学習させた。

ちなみに少年は髪型が目立ってか時折モデルとして採用されることもあるといい、今回も父親が家で息子の髪を刈り、モヒカンに仕上げたという。

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■「これは差別よ!」

学校側の対応を知り激怒した少年の母親がメディアの取材に応じ、「この子はアフリカ系カリブ人の血が混じっているのよ、髪の手入れが大変なんだから」と猛反発。

「だからこそ短く刈ってモヒカンにしているのよ」「こうでもしないと手入れがどんなに大変か、先生たちには分からないでしょう!」「差別された息子は学校で大恥をかいたのよ」とも述べ、怒りをあらわにした。

■学校側の主張

「このままでは教室で授業は受けさせない」という学校側は、校則の大切さを主張。

それについては休みの間にもプリントを配布し保護者に知らせてあったといい、髪型についても「奇抜なスタイルは不可」と明記してあったはずだとコメントしている。

また学習面にはしっかりと気を配っており、「規則違反をしている生徒には教室から出るよう命じますが、別室で教員に付き添わせ勉強させています」とも話している。

■世間の声は…

人々が主に批判しているのはこの母親のほうで、インターネットには「ノーと言われたらすぐに差別と騒ぐ奴がいる」「学校側の毅然とした態度は立派だと思う」「こんな時代遅れの髪型で学校に行かせれば、子供が笑いものになるのに」という声が噴出中。

ちなみに少年の髪は確かに縮れてはいるが、今は縮毛矯正も可能な時代。それが面倒であれば全体を短く刈って整える方法もあることから、「モヒカン以外の選択肢ならいくつもあっただろう」と世間はこの母親を痛烈に批判している。

この母親がモンスターペアレントであるという主張は、おそらく正しい。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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