殺し屋(Paul Campbell/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

反抗期の真っ只中で、両親が煩わしくてたまらなかったのだろうか。このほどある女子高生が大金を用意し、それを使い両親を確実に殺してくれるヒットマン探しに奔走していたことが判明した。

■「両親を殺してほしい!」

米フロリダ州で暮らす高校生(17)が、両親のデビットカードを盗みだし大金を引き出した。

地元メディアの報道によると、少女はこのお金を使って自分の親をふたりとも確実に殺してくれるヒットマンを雇おうとしていたとのこと。しかもかなり本気だったとみられ、複数の人物に声をかけたことも判明している。

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■お金の使い道

少女の恐ろしい計画につき関係者に情報をもらしたのは、なんと少女の友人。

同人物の協力もあり、少女が両親のカードで大金を引き出したこと、引き出した約15万円のうち約1万円でコカインを購入したこと、さらには約4万円を友人に手渡し「殺し屋を探してきて」と依頼したことも判明した。

しかしこの案は失敗に終わったことから、残る約10万円をある男性に手渡し「これでウチの親を殺してよ」と直接殺害を依頼したとみられている。

■ずさんすぎた計画

限られた人ではあったのだろうが周囲に殺害計画をもらし、しかもデビットカードをすぐに元の場所に戻すのを忘れていたとされるこの少女。

「死ね」と願われた母親は「娘の部屋に銀行口座情報を書き込んだ紙が落ちていました」とも明かしていることから、計画自体はかなりいい加減だった可能性が高そうだ。

しかも少女の両親は善良な人たちである可能性が極めて高く、警察も少女の一連の行為に呆れ、「ただ一緒にいたくなかったんでしょう」といったコメントを発表している。

■少女の逮捕と両親の決断

この件で、少女は両親のお金を盗んだ容疑、また両親の殺害を依頼した容疑で逮捕された。

彼女の両親が親ばかであれば「何かの間違いでしょう」「私たちも完璧な親ではないのですから大目に見てほしい」と娘を擁護するのだろうが、この両親は窃盗、また殺害依頼の両方につき憤り、告訴を決意している。

「反抗期恐るべし!」という驚きの声が多くあがっているが、実際に両親が殺害されることなく犯行計画が発覚したことは、不幸中の幸いだった。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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