アーセナルは15日、プレミアリーグ第5節でワトフォードとアウェイで対戦し、2-2で引き分けた。
ここまで2勝1分け1敗のアーセナル。前節のトッテナムとのノースロンドン・ダービーは2点を先行される苦しい展開となったものの、その後見事に息を吹き返したチームはラカゼットとオーバメヤンの両エースがゴールを決めて同点に持ち込んだ。
3試合ぶりの勝利を目指す今節は、左足首にケガを負ったラカゼットとジャカに代わって、エジルとセバージョスをスタメンに起用。エジルは今季初先発となった。
序盤は先日に監督交代に踏み切ったワトフォードが攻勢に出る。6分にデウロフェウのシュートでGKレノのセーブを強いると、11分にはクレバリーがボックスの外から強烈なシュートでレノを強襲。13分にはデウロフェウの仕掛けから最後はホレバスがシュートを放つなど、リズムよく攻撃の形を作る。
しかし、先制したのはアーセナルだった。21分、左サイドのハーフウェイライン付近でボールを奪い、コラシナツがビルドアップ。最後はボックス中央でパスを受けたオーバメヤンがネットを揺らした。
さらに32分には、右のハーフスペースのエジルからボックス右に走り込むナイルズにスルーパス。これで最終ラインを突破したナイルズのお膳立てからオーバメヤンが追加点を奪い、アーセナルがリードを2点に広げた。
しかし、まさかのミスで1点を返されてしまう。試合を折り返した54分、ゴールキックのシーンでGKレノはペナルティエリア内のパパスタソプーロスにパス。パパスタソプーロスは前に繋ごうとしたが、それをデウロフェウに引っ掛けられ、こぼれ球をクレバリーに押し込まれた。
繋ぐ意識が強すぎるがゆえに起こってしまったミス。ワトフォードはここから息を吹き返し、次々とゴールに迫っていく。65分には、ボックス左のデウロフェウがDFの股を抜くパスでゴール前のサールに通す。グレイと代わって入ったサールはワンタッチからシュートに繋げたが、上手くミートできず右に外れた。
アーセナルは60分を過ぎてからセバージョス、グエンドウジ、エジルを下げてウィロック、トレイラ、ネルソンを投入。エジルには少なからず観客から拍手が送られた。
それでもワトフォードが主導権を握る時間帯が続き迎えた81分、自陣からカウンターを発動したワトフォードは途中出場のR・ペレイラがドリブルで持ち上がりボックスで仕掛けると、ダビド・ルイスのファウルを誘いPKを獲得。これを自ら決めて同点に追いついた。
その後は終盤にかけてワトフォードのカウンターが猛威を振るう。後半アディショナルタイムには、ドゥクレが右サイドからのグラウンダーのクロスに詰めたが、GKの正面に。
結局試合は2-2の引き分けに。アーセナルは2点を先行するも、後半は負けてもおかしくない内容となってしまった。一方、ワトフォードはキケ・フローレス新監督初陣でポジティブな結果を得た。
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