天候に左右されず子供たちが身体を思い切り動かして遊ぶことができる屋内プレイルームは、小さな子供連れには人気のスポットだ。そんな楽しいはずの遊び場で、30代の父親が脊髄を損傷する事故が起こってしまった。『The Sun』『Mirror』などが伝えている。

英サウス・ウェールズ、ブリジェンドにある屋内プレイルーム「ワンス・アポン・ア・プレイタイム・センター(Once Upon a Playtime centre)」で今月4日、5歳の娘ロッティちゃんと一緒に遊んでいたアシュレー・フーパーさん(31歳)が、ジャングルジムの骨組みに頭を強打して倒れこんだ。骨組みには柔らかいクッションが巻かれていたが、アシュレーさんは身体を動かすことすらできずに救急車プリンス・オブ・ウェールズ病院に搬送された。

検査の結果、アシュレーさんは脊髄を損傷していることが判明し、医師らは緊急手術で首の骨の一部を取り出して除圧し、金属製のプレートで首を固定した。

パートナーのカーリーフレイザーさんは、アシュレーさんの容態について次のように語っている。

「脊髄が腫れ神経を刺激しているため上半身の痛みが酷いようです。首から下が麻痺した状態で、医師には6週間ほど平らなベッドで安静することを勧められました。下半身が動くようになるかはまだわかりませんが、アシュレーは再び歩けるようになることを信じて非常に前向きに過ごしています。私たちも彼の回復を願い日々祈りを捧げています。」

なお同センターは「遊具は大人が一緒に遊べるようにデザインされている」と謳っているが、このニュースに対してSNSでは「大人が一緒に遊べるようになんて、そんな配慮はされていないと思う。防ぐことができた事故」「もっと規制を厳しくするべき」といった辛口のコメントも少なからず見られる。しかし「安全を考慮したうえで作られているのがプレイルーム。これは事故」「よく利用する。こういう施設はありがたい」といった意見や、「子供と一緒に遊んでくれる父親って素敵だと思う。はやく元気になって」「まだまだ若いから頑張って」「負けないで」といった励ましのコメントも数多く寄せられているようだ。

事故から2日後、同センターはFacebookを通して事故の経緯を説明し、アシュレーさんの医療費などに充てる募金を呼びかけており、「このような事故が起こってしまってスタッフ一同非常に残念に思っています。アシュレーさんの回復を皆で祈り応援しましょう」とメッセージを添えている。

また事故から1週間が過ぎてメディアのインタビューに応じたカーリーさんは、次のように語った。

「アシュレーは足の指を動かすことができるようになりました。医師からは回復には個人差があり、100%の保証はできないと言われましたが、彼が良い方向に向かっているのは確かです。」

アシュレーさんの回復を誰よりも心待ちにしているのは、おそらく一緒に遊んでいたロッティちゃんだろう。

画像は『The Sun 2019年9月13日付「FREAK ACCIDENT Fun-loving dad, 31, left paralysed after banging his head at soft play centre」(Credit: Wales News Service)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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