ビルバオ戦では絶妙なドリブルでファウルを誘発「凄いトリッキーさでPKを獲得した」

 クボはすでにマジョルカを楽しんでいる――。スペイン全国紙「マルカ」は日本代表MF久保建英プレーぶりについてこのように称し、現地時間14日に行われたリーガ・エスパニョーラ第4節アスレティック・ビルバオ戦で果敢な突破からPKを獲得したシーンを高く評価している。

「タケフサ・クボはラ・リーガでのアスレティック・ビルバオ戦での鮮烈なホーム戦デビューの後、(マジョルカ島を含む)バレアレス諸島に波を呼び込んでいる。彼が持つ自信と個性は、すでに地元の人々の信頼を勝ち取った」

 このように切り出されている記事では、「(マジョルカの本拠地である)サン・モイスは素晴らしいパフォマンスを目にした。久保は凄いトリッキーさでPKを獲得した。ただし、その努力は失敗と泡となったが」と、久保のチャンスクリエイトの場面について触れるとともに、加入直後の動向、そして高い異質のプレーぶりをこう続けている。

「日本のプレーメーカーは国際Aマッチウィークで1週間チームを離脱し、チームメートとは2回しかプレーしていなかった。しかし、数分間でビセンテ・モレノ監督にその価値を証明することができた。彼はゲームの流れを変え、彼のボールタッチはことごとく興奮を巻き起こし、地を揺るがした」

 記事は「これまで2試合で38分間しかプレーしていないクボだが、彼はすでにシーズンの希望の鍵となる気配を見せている。彼は自らを取り巻く“嵐”にも気づいていて、試合後もファンから示された愛情を示そうと熱心だった」と締められ、マジョルカへの忠誠心を見せていることも記述している。

 久保のプレーぶりだけでなく、忠誠心の高さはすでに主力としての期待感を感じさせる。(Football ZONE web編集部)

マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】