エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、生理前に胸が痛い時の食事での注意点についてうかがいました。

胸が痛くなるのも、PMS(月経前症候群)の症状

多くの人が、「生理前に乳房が張って痛い」という経験をしていると思います。「生理前に胸が痛くなるのも、ホルモンバランスの崩れが原因となって起きるPMSの症状の一つです」と真理先生。PMSにはさまざまな症状がありますが、胸が張って痛くなるケースもよく見られます。

ビタミンEマグネシウムビタミンB6は、ホルモンバランスを整えるのにとても効果的な栄養素で、不足するとPMSになり、胸が痛くなるなどの影響が出てきますね。ですので、食事で改善することができます」

バランスよく食べることで、PMSを改善

それでは、PMSの改善に効果がある栄養素はどんな食材に含まれるか、真理先生に教えてもらいましょう。

ビタミンEは、アーモンド・アボカド・さば・うなぎかぼちゃパプリカ・ホウレンソウに多いですね」

マグネシウムは、アーモンドカシューナッツひじき・玄米・わかめ・かき・カツオから多く摂ることができます」

「また、ビタミンB6は牛レバーまぐろさんま・バナナ・サツマイモに多く含まれるので、PMSが気になる方は特に、こういった食材をバランスよく摂るようにしてください」

バランスの取れた食生活をすることで、ツラいPMSを改善することができるかもしれません。
「生理前に胸が張って痛いのは仕方がない」とあきらめている人にも朗報ですね。

ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ。

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