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2020年内に受注を開始しデリバリー予定

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

アストン マーティンが開発をすすめるSUV、DBXは徐々に完成度が高まりつつあり、今回入手したニュルブルクリンクでのスパイショットには、インテリアの様子も写っている。カメラマンによれば、アストン マーティンDBXプロトタイプの開発現場に忍び込み、助手席側の窓から撮影したという。インテリア未完成ながら、メルセデス・ベンツ由来のスイッチ類と技術的な要素が、アストン マーティン製の内装に融合していることがわかる。

7月に開催されたグッドウッド・フェスティバルで英国としては初めて公的に姿を表したアストン マーティンSUVだが、既に8月のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで注文が入ったという。アストン マーティンのCEO、アンディ・パーマーによるツイッターでは、カモフラージュのないフロントエンドアップされた。ライバルベントレー・ベンテイガ・スピードランボルギーニ・ウルスだ。

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アストン マーティンDBX・プロトタイプ

アストン マーティンラゴンダに関わる財務情報に伴い、DBXの開発スケジュールの詳細も明らかになっている。英国西部のセント・アサンにある工場でプロトタイプモデルの製造を今年の初めに行っており、2020年の第1四半期には受注を開始する予定となるようだ。2020年の第2四半期にはDBXの量産を開始し、2020年の後半には顧客の元へデリバリーが始まることになるだろう。

英国西部のウェールズ地方に用意された新しい工場は、以前は英国国防省の施設だった場所。DBXの唯一の生産拠点となる。またEVモデルとして復活するアストン マーティンラゴンダもこの工場で生産されるという。

2019年末に予定されている正式発表に先駆けて、アストン マーティンはDBXのカモフラージュされた画像は発表済み。いまのところ生産を控え、プリ・プロダクションモデルでの最終テストを行っているところだという。

当初はAMG製4.0LツインターボV8

今年のはじめに公開されたビデオ映像には、DBXがスウェーデンで過酷な条件での試験を進めている様子が収められていた。タイヤメーカーピレリ社との、継続的なパートナーシップも示された。このテストに関して、アストン マーティンチーフエンジニアマット・ベッカーは次のようにコメントしている。

プロトタイプを寒冷気候の中で試験することで、クルマダイナミクスを評価しました。低グリップ条件での印象的なほどに優れた走行性能は、自信を持たせてくれるものでした。DBXはアストン マーティンを新しいセグメントへ参入させてくれるクルマです。エンジニアリングチームは、厳密なスケージュールの中で、上質なラグジュアリーSUVの開発を楽しんでいるようです。開発は順調で、アストン マーティンSUVとして期待する以上ものをお客様へ提供できると信じています」

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アストン マーティンDBX・プロトタイプ

DBXは新しいテストプログラムを導入した初めてのアストン マーティンとなる。ブランドの名に恥じないオンロードパフォーマンスを実現しつつ、優れたオフロード性能も両立させることを目指している。中東地域での砂漠や、ドイツアウトバーンニュルブルクリンクなどで試験が重ねられている。

英国で目撃されたアストン マーティンDBXにはメルセデスAMG製の4.0LツインターボV8エンジンが搭載され、それが当初ラインナップされるパワーユニットとなるようだ。最高出力は、DB11級の510psほどは期待していいだろう。コンセプトモデルとは異なり、量産されるDBXは3ドアではなく、5ドアモデルとなると思われる。

DBXは、長い歴史を持つアストン マーティンとしても、アンディ・パーマーCEO体勢となった転換期としても、重要な位置づけとなるモデルとなる。「セカンドセンチュリー」と題されたプランの一環として、DB11やヴァンテージ、DBSスーパーレジェーラなどの既存のモデルを刷新するとともに、DBXがまったく新しいモデルとして新セグメントを開拓することになる。

アストンのベストセラーとなるか

DBXのモデルサイクルの中では、ハイブリッド技術も導入予定であり、アストン マーティンの女性への訴求力も高める狙いもある。また2021年から製造が始まる、サルーンラゴンダとラゴンSUVを支えるアーキテクチャをDBXも共有している。ただし、ラゴンダはEVであるのに対し、DBXは当面はガソリンエンジンのみ。メルセデスAMG由来のハイブリッド技術が数年以内に追加される予定になっている。

リリースされれば中国と北米市場で強い人気を獲得すると予測されるが、アンディ・パーマーCEOは、既存のアストン マーティンオーナーも強い興味を示すと考えている。「アストン マーティンオーナーの72%はSUVを所有しており、その多くがポルシェカイエンレンジローバーです。アストン マーティンラインナップにSUVが加われば、きっと流れも変わるでしょう」

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アストン マーティンDBX・プロトタイプ

またライバルモデルとしては、ランボルギーニ・ウルス、ベントレー・ベンテイガ、ロールス・ロイス・カリナン、フェラーリ・プロサングエなど。近年のSUV人気を考えれば、アストン マーティンベストセラーとなることは間違いないだろう。

アストン マーティンDBXは年間5000台ほどの販売が見込まれている。2018年似販売されたアストン マーティンの台数は6441台。長期的な見通しでは、1万4000台にまで増やしたい意向で、そのうちDBXとラゴンダが7000台を程を占めると見込んでいる。また、毎年2種類の特別な限定モデルリリースも予定しているという。

続報があり次第、ご報告したい。


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