9月15日阪神競馬場で行われたG2・ローズステークスは、1番人気に支持されたダノンファンタジーがゴール前で差し切りを決めて勝利を飾った。春の桜花賞オークスでは勝ち切ることが出来なかったが、秋の初戦で復活をアピール。昨年の2歳女王が秋華賞へ向け好スタートを決めた。そして2着にはビーチサンバ、3着にはウィクトーリアが入り、10月13日京都競馬場で行われるG1・秋華賞への優先出走権を獲得した。

レース後、ジョッキーコメント
1着 ダノンファンタジー
川田将雅騎手
「(レコードでしたが?)乗っている感覚では遅かったです。スタートでは出過ぎたなと思いました。ハナには行きたくなかったので、行ってくれる馬を待ちながらとなりました。前半は遅く感じました。競馬に来れば我慢してくれるので、調教では大変ですが、競馬では上手に走ってくれるのがこの馬の強みだと思っているので、今日も安心して乗っていました。流れのいい形ではなかったので、ちょっと苦しいなと思いながらでしたが、直線でもいろんな課題を見せましたし、それをこれから修正しないといけないなと思います。それでも勝ち切れましたから、秋の第一歩を歩めて良かったなと思います。また応援してもらえたらと思います」

2着 ビーチサンバ
福永祐一騎手
「後方から行くつもりでしたが、スタートが良く先行して長くいい脚を使ってくれました。スタートが速くはないのですが、こういう形もありかもしれません。強い馬相手に頑張ってくれてます。速い時計にも対応出来ましたし、今後に向けて選択肢の広がる内容だったと思います」

3着 ウィクトーリ
戸崎圭太騎手
「ゲートはスムーズに出てくれました。位置取りが定まらない中リズム良く運んで、最後はかわせるかと思いましたが、かわされてしまいました。次は良くなると思います」

4着 シゲルピンクダイヤ
和田竜二騎手
「入れ込みましたがゲートは出てくれて流れに乗れました。前が開いた時に突き抜けるかと思いましたが…」

5着 メイショウショウ
池添謙一騎手
「最後の脚色が同じで距離が長かったかもしれません」

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ルメール「距離が…」

6着 スイープセレリタス
C.ルメール騎手
「距離がちょっと長いのかもしれません。時計の速い馬場で、メンバーも強かったです。経験を積んでいけば、もっと良くなると思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 15日、阪神競馬場で行われた11R・ローズステークス(G2・3歳オープン・牝・芝1800m)で1番人気、川田将雅騎乗、ダノンファンタジー(牝3・栗東・中内田充正)が快勝した。クビ差の2着にビーチサンバ(牝3・栗東・友道康夫)、3着に2番人気のウィクトーリア(牝3・美浦・小島茂之)が入った。勝ちタイムは1:44.4のレコード(良)。

昨年の2歳女王が復活

 ダノンファンタジーがレコードで秋初戦を見事に制した。ロケット気味にゲートを飛び出したが、グッと抑えて中団馬群の真ん中へ。時より頭をあげる場面も見られたが、鞍上が堪えて我慢をさせて折り合うと、直線では大外へ向いた。先に抜け出した、ビーチサンバ、ウィクトーリアをめがけて猛追を開始すると、ゴール寸前で2頭を捉え差し切り。1:44.4のレコードタイムで秋華賞へ向け手応えある走りを見せつけた。このレースの1着〜3着馬まで、10月13日京都競馬場行われるG1・秋華賞への優先出走権が与えられる。

ノンファンタジー 8戦5勝
(牝3・栗東・中内田充正)
父:ディープインパクト
母:ライフフォーセール
母父:Not For Sale
馬主ダノックス
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ダノンファンタジー
2着 ビーチサンバ
3着 ウィクトーリ
4着 シゲルピンクダイヤ
5着 メイショウショウ
6着 スイープセレリタス
7着 モアナアネラ
8着 アルティマリガーレ
9着 シャドウディーヴァ
10着 ビックピクチャー
11着 ベストクィーン
12着 ラシェー