中国メディア・東方網は15日、日本について「とてもおもしろい現象を発見した」とする記事を掲載した。

 記事は、「日本で、おもしろい現象を発見した。それは、日本国内で生産されている果物や野菜の価格が外国から輸入したものよりもはるかに高いということだ。これはわが国の状況とは真逆ではないか」とした。

 そして、中国では品質が最もいいものがどんどん輸出され、厳しい検疫をクリアしたものが日本を含む外国で販売されていると紹介。中国国内には必ずしも品質が最も良い食品が流通するわけではないとの見方を示したうえで「いったい何が自国の食品の安全に対する日本人の自信を生んでいるのか」と嘆息している。

 また、「今、河南省にある病院にいるのだが、人が波のようにあふれている。エレベーターなどは混雑しすぎて窒息しそうだ」という状況を紹介。安全性が保障され、国産品が輸入品よりも高い価値の付く日本の状況も踏まえたうえで、「われわれは国民生活の多くの部分で、なおも日本に学ぶ必要がある」との考えを示した。

 さらに、中国ネット上では安倍晋三首相をイヌ扱いする過激な言論もあるとしつつ、「たとえそうであったとしても、彼は日本国民に奉仕をする公僕でもあるのだ」と主張。相手の侮蔑ばかりをするのではなく、相手について真正面から見つめなければ、相手を超越することは難しいとし「尊大に構えていては乾隆帝と同じように、民は苦しむことになるのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本で売られている食べ物に関する、おもしろい現象に気づいた!