日本のウマい物を食べ尽くすべく、8月に来日していたテキサス州出身のアメリカ人・ジョナサン

彼はとんかつや焼肉、山梨県の桃などさまざまな美味しいものを食べてきたが、1回目に来日したときに食べたとあるものが忘れられないらしい。

■おにぎりをもう1回食べたい

そのとあるものとは「セブンイレブンの塩むすび」。そこらへんのセブンで売っている100円のおにぎりだが、彼的にはいまのところもっとも美味しい日本のコンビニ飯なのだそうだ。

でも、せっかくなのでコンビニのおにぎりよりも「本物のおにぎり」を食べさせてあげたい!

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■甲府市のおにぎりの名店へ

…ということで向かったのは、山梨県甲府市にある、地元の人に大人気のおにぎり店『かにや 銀座店』。

ここでは注文が入ると1つずつ店主がおにぎりを握ってくれる、まさに本物のおにぎり店。営業時間の夜になると締めのラーメンならぬ締めのおにぎりを求めて客足が絶えない店だ。

■初めて食べる手握りのおにぎり

値段も非常にリーズナブルで、たくわんが2切れついて値段は150円から200円。手握りのこだわりおにぎりがコンビニとほぼ変わらない価格でいただける。

「これが手で握ったおにぎりか…テキサスにもおにぎりを売る店はあるけど、おにぎりの専門店はない。本当にウマそうだな…」と言いつつ、ぱくりと食べるジョナサン。気になる評価は?

■ここまで芸術的な味とは…

「これは素晴らしい! まずパリッとした海苔の食感と良い香りを感じ、次に絶妙な硬さで握られたご飯の柔らかなテイストと塩味が来る。そして最後にジューシーなウマミテイストたっぷりの具(筋子)とすべてが混ざった味に。

見た目は普通の小さいおにぎりだけど、プロが握ることでここまで芸術的な美味しさになるなんて…コンビニのおにぎりでスゴいウマいと思ってたけど、これは異次元の味だよ。おにぎりを食べるためだけに山梨県に来てもいいほど。感動した!」

と大絶賛! 見た目は普通のおにぎりでも、プロが握ったおにぎりの味の違いに驚いたようだ。

■テイクアウトも可能

かにやの営業は夜だけで、席もカウンターのみのため子連れだとやや入りづらいかもしれないが、テイクアウトは可能でこういったかわいい袋に入れてくれる。

アメリカ人でなくてもおにぎりを食べるためだけに山梨県へ行く価値のあるほど美味しい店なので、ぜひ甲府へ行った際は立ち寄ってみてほしい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男

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