宮崎在住、17歳の女性シンガー・みゆなが、9月18日(水)に2ndミニアルバム『ユラレル』をリリースする。
【写真を見る】「人生って分からないな」と言った後、「17歳が言うのもなんですけど」と笑う
みゆなは、YouTubeによる2019年にブレークが期待されるアーティスト「Artists to Watch 2019 ~注目の新人~」に選出され、さらに、デビュー前としては異例の「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」出演も果たした。
そんな今まさに注目すべき新人アーティスト・みゆなに、今回の2ndミニアルバム『ユラレル』についてや、音楽活動を始めたきっかけなどを聞いた。
■ すごく人生って分からないなって思いました
(前編の続き)
――ジャケット写真もインパクトが強いですが、最初に見たときの感想は?
このジャケットを描いてくださった方には私からオファーをしたんです。こういうインパクトのある絵がすごく好きで、何か見ほれてしまいませんか? 何で手が青いんだろう?とか、何でこっち(CD+DVD)は目しか見えていないのに、こっち(CD Only)は顔全体が見えているんだろう?とか。深入りしたくなるような絵ってすごく格好良いなって思うんです。
別ジャンルの芸術で活動されている方と一緒に何かを作るっていうのは、すごく楽しかったです。前回のワンマンライブのグッズもこの方に作っていただいたんです。仲良くさせていただいていて、私のことを知ってくださっているからこそ、こういうインパクトのある絵を書いてくださったことにありがたいなと思います。
ちょっと苦手かなって思う方もいるかもしれないけど、何も怖くないから(笑)、美しい芸術として見てほしいなって。いろんな人の目に留まればいいなと思っています。
――今回のアルバムで初めて制作をお願いしたんじゃなかったんですね。最初にこの方を知ったきっかけは何だったんですか?
私は元々絵を見るのが好きだったんですけど、Twitterのタイムラインにたまたまこの方の作品が流れてきて一目ぼれしちゃって。すぐフォローさせていただいて、「申し訳ないんですけど…」ってとんとん拍子にオファーをさせていただきました(笑)。
――ルーツ的なこともお伺いしたいのですが、みゆなさんが音楽活動を始めたきっかけは何だったんでしょうか?
元々バンドが好きで、ONE OK ROCKさんに感銘を受けたんです。母が聴いていたということもあって、曲を聴いたりライブ映像を見たりしていたら、楽器に触れたくなって。
中学校の頃は不登校で時間があったので(苦笑)、リサイクルショップで1万円くらいのギターをお母さんに買ってもらって、それを弾いてできたのが「ふわふわ」と今回のアルバムに入ってる「進め」です。
だからと言って不登校がいいというわけではないんですけど、不登校だったおかげでこうやって音楽活動ができているのかなって思うと、過去の自分に救われている自分がいるので、何かこう…人生ってすごいなって、分からないもんだなって思いました。
中学校は何とか卒業できていたかもしれないけど、高校には行けてたのかなって。あのときに「ふわふわ」を歌って、見つけてもらえなければ、勉強もできないまま高校に行けなかったかもしれないって考えると、すごく人生って分からないなって思いました。17歳が言うのもなんですけど(笑)。
――今回のアルバムに入っている「僕と君のララバイ」はアニメ「FAIRY TAIL」のエンディングテーマで、以前リリースした「ガムシャラ」と「天上天下」はアニメ「ブラッククローバー」で起用されていますが、アニメや漫画は普段から見るほうですか?
アニメを見ることが多いです。漫画は続きが気になって買いたくなるんですけど、昔の私は500円すらなかったので(笑)。アニメはテレビで見られるので。「進撃の巨人」は全部見ていて、次のシーズンが待てないです。来年の秋ですよ?(笑)
昔のアニメは「うる星やつら」だったり。ラムちゃんのTシャツを持っているんですよ。今回持ってきているので、東京で“ラムT”を着て歩く予定です(笑)。そんな感じで今の作品も古い作品も好きですね。海外のものは「トムとジェリー」とか。
――この春に銀座で「トムとジェリー展」がやってましたね。
そうなんですか? 行ってないです。だって、宮崎ではやってないですよね?
――東京に来たタイミングで行ったかなと思って。
今度来たとき、何かそういうのがやっていれば見てみたいですね。「トムとジェリー」は声がないのがいいんです。でも、たまに入るトムの「ア゛ー!」っていうのが好きなんですよね(笑)。
――あと、Twitterを拝見したら読書もお好きみたいですけど、好きな作家さんや作品は?
今までは赤川次郎さんの作品とかを読んでいたんですけど、最近は翻訳ものにハマっています。海外作品って、頭の中で繰り広げられる言葉、例えば頭の中で考え事をするときの言葉とか、自分と頭の中にいるもう1人の自分が話し合っているような表現が多いんです。
日本の作品は地の文で進んでいく感じだけど、海外の作品は会話中心で進むから、自分が読んでいて主人公になれるようで、すごく好きですね。でも、ミステリーはあんまり読まないです。
――そうなんですか? 赤川次郎さんを読んでいたというからてっきりお好きなのかと。
確かに、赤川次郎さんはミステリーのイメージですね。でも、「三毛猫ホームズ」シリーズも読みましたけど、「ふたり」が好きです。人が殺されるシーンとか、あんまり見たくないじゃないですか(苦笑)。
でも、「見えない目撃者」は本当に面白かったので、ぜひ見てください! ミステリーが苦手な私も見入っちゃいました。(ザテレビジョン)
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