和歌山県和歌山市和歌山県立紀伊風土記の丘で、9月28日(土)から12月1日(日)まで、秋期特別展「開かれた棺ー紀伊の横穴式石室と黄泉の世界ー」が開催される。

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一昨年度、県内最大級の古墳である天王塚古墳の発掘調査により、全国で2番目に天井高の高い壮大な横穴式石室が54年ぶりに明らかとなった。本展では、天王塚古墳に代表される石棚・石梁をもつ岩橋型横穴式石室と、和歌山県内の横穴式石室を紹介し、古墳時代の紀伊の人々がみた“黄泉の国の世界”を探る。

担当者は「今回の特別展では、この天王塚古墳をはじめ、和歌山県内の特色ある古墳の石室とそこから出土した副葬品を一堂に展示します。天王塚古墳から出土した、5000点を超える玉類や金や銀で装飾された副葬品は、今回の特別展が初公開となります。この機会にぜひご覧下さい」と展示の見所を話す。

貴重なものが数多く見られる特別展。この機会に和歌山県立紀伊風土記の丘に行こう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

井辺八幡山古墳から出土した副葬品