17日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019の準々決勝・第2戦が開催。浦和レッズホームにで上海上港(中国)を迎える。

ホームで優位な浦和、久々の勝利を

ウェイでの第1戦は2-2のドロー。アウェイゴールを2つ奪えたことは大きなアドバンテージとも言えるが、2点リードを2度のPKで追いつかれたのはバツが悪い。ツキがあったのは、上海上港の方とも言っていいだろう。

一方で、そのPK2つを決め、チームの得点源として機能していたフッキだが、累積警告により第2戦を欠場。アウェイの地でゴールが必要な上海上港にとっては嫌な展開とも言える。

浦和にとって何よりも気がかりなのは、公式戦ではこの2カ月無失点がないということ。7月6日に行われたベガルタ仙台戦でクリーンシートを達成して以降、天皇杯YBCヴァンカップACL、そしてJリーグと13試合連続で失点中だ。

さらに、マウリシオが累積警告で出場停止。代役は柏レイソル時代にACLも経験している鈴木大輔になるだろうが、ホームでもアウェイでも失点が止まらない今の状況を考えると、状況的に優位でも安心はできない。

さらに、8月14日に行われた天皇杯3回戦水戸ホーリーホック戦で2-1と勝利しているが、この試合を最後に白星もない。チーム状態が決して良いとは言えないこの状況で、しっかりとホームで勝ち上がりを見せられるかどうか。気がつけば、リーグ戦ではプレーオフ圏の16位・サガン鳥栖と勝ち点差4の15位にまで落ちており、この試合の結果はACLのみならず、リーグ戦にも影響を及ぼしかねない。

エース不在で逆転を目指す上海上港


対する上海上港も、調子が良い状況とは言えない。中国スーパーリーグでは3位につけているものの、直近の公式戦は3戦未勝利。13日に行われた中国スーパーリーグの山東魯能戦はアウェイで3-1と敗れている。

前述の通り、フッキが浦和戦には出場できず、オーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチへの期待がかかるところ。アルナウトビッチに加え、元ブラジル代表MFオスカル、ウズベキスタン代表MFオディル・アフメドフと駒を揃えているだけに、浦和としても侮ることはできない。

何れにしても、上海上港は得点が必要な状況。0-0、1-1の引き分けは敗退を意味するものであり、勝利と得点を目指して攻撃的に出てくることは間違いないだろう。

浦和レッズ予想スタメン[3-4-2-1]

GK:西川周作
DF:岩波拓也、鈴木大輔、槙野智章
MF:橋岡大樹、青木拓矢、エヴェルトン、関根貴大
MF:長澤和輝、武藤雄樹
FW:興梠慎三
監督:大槻毅
出場停止:マウリシオ

前述の通りマウリシオが出場停止。基本的なメンバーは前節のセレッソ大阪戦と同じと見て良いだろう。変更点はマウリシオの代役に鈴木大輔、阿部勇樹に代わりエヴェルトン、汰木康也に代わり橋岡大樹と予想。それ以外は一緒だ。浦和としては守備的になりすぎず、いかに先手を奪えるか。相手を前がかりにさせて、一気にカウンターを狙いたい。

◆注目選手
FW興梠慎三(33)

浦和の注目選手は、FW興梠慎三だ。苦しいチームにおいて、その流れを一変させるにはやはり勝利しかない。難しいゲームになることは予想されるが、守備を固めても今のチーム状態を考えると浦和が耐え切れない可能性もある。

そこで必要なのはやはりゴールだ。勝つ事の重要性、勝ち方を最も知っているのは興梠だ。そして、チームの得点源でもある。

これまでも何度となく重要な試合でゴールを奪ってきた興梠に牽引されるチームが、しっかりと機能すれば、ベスト4への勝ち上がりが見えてくるだろう。
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