この記事は「広報のしろ 令和元年9月10日号『スポーツの秋 能代市的運動のススメ』」を紹介し、コメントしたものです。

 今年の夏も猛暑でしたが、ようやく朝晩、少し涼しい空気を感じるようになりました。気が付けば9月半ば。秋がそこまで来ているようです。

 秋といえば…スポーツですね。秋田県能代市の広報紙『広報のしろ 令和元年9月10日号』に、「スポーツの秋 能代市的運動のススメ」という記事を見つけました。

 ここで紹介されていたのが、「のしろ健康体操」。能代市出身の理学療法士・野呂田秀夫さん監修のもと作られた体操です。とても地元色が濃く、“檜山納豆”をかき混ぜているイメージで肩甲骨ダイナミックに動かす、“能代ねぎ”がぐんぐん成長するイメージで引き上げる、“能代の花火”が打ち上がるイメージで体全体を大きく伸ばす…といった具合です。その上、合わせる音楽も能代市民歌。これは、地元民のみぞ知る、ソウルフードならぬ、ソウル体操になりそうです。

 2018年の日本人の平均寿命は、女性が87.32歳、男性が81.25歳で、いずれも過去最高になりました。一方、3年に一度、国民生活基礎調査で「健康上の問題で日常生活に影響がない」と答えた人の割合などから算出する「健康寿命」は、2016年の調査で女性74.79歳、男性72.14歳。平均寿命とのおおよその差は、女性で約13年、男性は約9年ということになります。

 少子高齢化による社会保障費の増大、特に介護費用や介護にかかわる人の確保が課題となっている今、この「健康寿命」を伸ばすことはもはや社会的な課題といえるかもしれません。もちろん当事者である私たちも、生活の質(QOL)を落とさず一生を終えたいという願いがあります。

 この喫緊の課題に、“檜山納豆”をかき混ぜるイメージで…など笑いながら取り組めたら、これに越したことはありません。

 実はこの夏、私は何度目かのぎっくり腰になり、未だに痛みが引かず、日々の体操といった取り組みの大切さを実感しているところです。動画でもあったら、私も能代市民になったつもりで、“檜山納豆”のごとくネバり強く、取り組みたいと思います。

提供:マイ広報紙