インテルは17日、チャンピオンズリーグ(CL)グループF開幕節でスラビア・プラハとホームで対戦し、1-1で引き分けた。

バルセロナドルトムントが同居する今大会の死のグループ。昨季セリエAで4位のインテルはコンテ監督を招へいした中、今季のセリエAでは開幕3連勝と好スタートを切った。そのインテルは1-0と辛勝した直近のウディネーゼ戦のスタメンから3選手を変更。ゴディン、バレッラ、ポリターノに代えてL・マルティネス、ガリアルディーニ、ダンブロージオを起用した。

グループ最弱と見られるチェコ王者のスラビアに対し、[3-5-2]で臨んだインテルは2トップにルカクとL・マルティネス、中盤アンカーにブロゾビッチインサイドにセンシとガリアルディーニを据え、3バックの中央にデ・フライが入った。

立ち上がりはスラビアに押し込まれる入りとなったインテルだったが、12分にチャンス。FKからゴール前でフリーとなっていたデ・フライがヘディングシュートを放つも、枠を外してしまった。

さらに16分、L・マルティネスがボックス左から際どいシュートを浴びせたインテルは、23分にも決定機。FKからダンブロージオのヘディングシュートが枠を捉えたが、ここはGKの好守に阻まれた。

しかし、ハーフタイムにかけてはダンブロージオのミドルシュート以外に得点の匂いはなく、前半をゴールレスで終えた。

後半早々、カンドレーバが負傷によってプレー続行不可能となり、移籍後初出場となるラザロを投入したインテルは、攻めあぐねていた中、63分に失点する。ボックス右への侵入を許したオラインカのマイナスクロスをゼレニーがシュート。GKハンダノビッチが好守で凌ぐも、ルーズボールをオラインカに蹴り込まれた。

悪い流れのまま失点したインテルは、67分にスタンチュの直接FKでゴールを脅かされると、71分に2枚代えを敢行。L・マルティネスとブロゾビッチに代えてポリターノとバレッラを投入した。中盤アンカーにはセンシが入った。

終盤にかけてもミドルシュート以外に得点のチャンスがない状況だったが、追加タイム2分に同点弾が生まれる。ボックス手前左で得たFKをセンシが直接狙うと、バーを直撃。ルーズボールをボックス右のバレッラがボレーで蹴り込んだ。

しかし、反撃はここまで。グループ最弱と見られていたスラビア相手にホームで勝ち点1を獲得するに留まった。

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