ブラジルのある湖で釣りをしていた男性が、小さなボートのそばで頭を突き出して泳いでいる生き物がいることに気付いた。カワウソかと思って近づいた男性は、それが‟ナマケモノ”であることを知って度肝を抜かれた。『Gazeta Online』『The Dodo』が伝えている。

一日の大半を寝て過ごし、動きも遅いことで知られるナマケモノだが、実は泳ぎが得意な種がいることを知る人は少ないのではないか。ブラジル在住のアニヴァルド・ピッタさん(Anivaldo Pitta)は、兄弟らと湖で釣りを終えてボートを漕いで岸に向かっている最中に、両手を上手に使って泳ぐ毛むくじゃらのナマケモノに遭遇した。

「まさか湖でナマケモノを発見するとは、驚きましたよ。」

そう語るピッタさんは、その場所から岸までかなりの距離があることから、ナマケモノをボートに引き寄せて乗せると再びパドルを使って漕ぎ出した。

しばらくするとナマケモノは、白くて長い鉤爪のある足をボートに引っ掛けて手を横に真っ直ぐ広げ、まるで映画『タイタニック』のヒロインローズのようなポーズを取り始めた。その時の様子は動画に収められているが、ナマケモノのほほんとした顔を見ていると「これはラクチン。助かった」「風が気持ちいいな」といった妙なリラックス感が伝わってくるから不思議である。

ナマケモノに詳しい専門家は、「洪水が多く発生する地域では、泳ぎが上手いナマケモノが生息しており、彼らは歩く3倍のスピードで泳ぐことができます。ただ長距離を泳いで移動することはあまりないようです」と述べている。マングローブの葉を食べるナマケモノは、体重の約3分の1がガスで占められており、それが浮袋の役目を果たすことでうまく泳げるという。

まさかの遭遇に「釣りも楽しかったけど、今日の一番の収穫はナマケモノだね。ただ動画に収めていなかったら、きっと誰も信じてくれなかっただろうね」と明かしたピッタさん。岸に到着した後は、ナマケモノがボートから下りて陸に戻っていくのを見届けてから帰路についたそうだ。

画像は『Gazeta Online 2019年9月2日付「Bicho-preguiça rouba a cena atravessando lagoa em Linhares」(POTO:Anivaldo Pitta)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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