リアルジャパンプロレス9月19日(木)、東京・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク 佐山サトル ストロンスタイルプロレスVol.3』を開催。今大会には、前回の6・20後楽園で初参戦を果たした“猪木イズム最後の闘魂継承者”藤田和之リアルジャパンマットに再上陸、団体のエーススーパータイガーと注目の一騎打ちをおこなうことになった。しかもこの試合にはスーパーが保持する団体の至宝、レジェンド王座のベルトが懸けられる。前回はタッグながら完敗を喫したスーパーに最大のピンチ到来と言っていいだろう。ほか、柔術家でプロレスデビューも果たした元警官の関根“シュレック”秀樹が初参戦し船木誠勝と夢のタッグを結成、タカ・クノウ&ロッキー川村組と格闘色の高いカードが組まれるなど注目のラインアップが出そろった。本欄では、各試合の見どころに迫ってみよう。

9月19日(木)東京・後楽園ホール(開場17時30分/試合開始18時30分)

【対戦カード
<第6試合 メインイベント レジェンド選手権試合60分1本勝負>
スーパータイガーリアルジャパンプロレス/第13代レジェンド王者)vs藤田和之(元IWGPヘビー級王者/はぐれIGFインターナショナル
※第13代王者、3度目の防衛戦。

<第5試合 セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負>
船木誠勝(フリー)&関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)vsタカ・クノウ(フリー)&ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

<第5試合 セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負> 船木誠勝(フリー)&関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)vsタカ・クノウ(フリー)&ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

<第5試合 セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負> 船木誠勝(フリー)&関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)vsタカ・クノウ(フリー)&ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

<第4試合 特別試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
アレクサンダー大塚(AO/DC)vs竹田誠志(フリー

<第4試合 特別試合 シングルマッチ 30分1本勝負> アレクサンダー大塚(AO/DC)vs竹田誠志(フリー)

<第4試合 特別試合 シングルマッチ 30分1本勝負> アレクサンダー大塚(AO/DC)vs竹田誠志(フリー

<第3試合 UWAアジアパシフィック選手権試合 30分1本勝負>
岩崎孝樹(ガンバレ☆プロレス/UWAアジアパシフィック王者)vs将軍岡本(ブードゥー・マーダーズ)
※第2代王者、初防衛戦。

<第3試合 UWAアジアパシフィック選手権試合 30分1本勝負> 岩崎孝樹(ガンバレ☆プロレス/UWAアジアパシフィック王者)vs将軍岡本(ブードゥー・マーダーズ)

<第3試合 UWAアジアパシフィック選手権試合 30分1本勝負> 岩崎孝樹(ガンバレ☆プロレス/UWAアジアパシフィック王者)vs将軍岡本(ブードゥー・マーダーズ)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負> 
崔領二(ランズエンドプロレスリング)&倉島信行(ドラディション)vs〝ゴールデンロッカーズ”雷神矢口(浅草プロレス)&山本SAN(COMBO)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>  崔領二(ランズエンドプロレスリング)&倉島信行(ドラディション)vs〝ゴールデン・ロッカーズ”雷神矢口(浅草プロレス)&山本SAN(COMBO)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負> 崔領二(ランズエンドプロレスリング)&倉島信行(ドラディション)vs〝ゴールデンロッカーズ”雷神矢口(浅草プロレス)&山本SAN(COMBO)

<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
日高郁人(ZERO1)&間下隼人(リアルジャパンプロレス)vsブラックタイガー(国籍不明)&ドリュー・パーカー(英国/フリー
※出場選手、対戦カードは変更される場合があります。

<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負> 日高郁人(ZERO1)&間下隼人(リアルジャパンプロレス)vsブラック・タイガー(国籍不明)&ドリュー・パーカー(英国/フリー)

<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負> 日高郁人(ZERO1)&間下隼人(リアルジャパンプロレス)vsブラックタイガー(国籍不明)&ドリュー・パーカー(英国/フリー

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第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ZERO1)&間下隼人(リアルジャパンプロレス)vsブラックタイガー(国籍不明)&ドリュー・パーカー(英国/フリー

日高郁人がリアルジャパンリングに帰ってくる。意外にも、これが実に12年ぶりの登場となるのだ。日高は2007年3・7後楽園スーパータイガーシングルで対戦したが、この試合はスーパーデビュー戦でもあった。このところホームリングZERO1ではスーパータッグを組むこともあるだけに久しぶりの帰還は驚きだが、今回はリアル生え抜き、間下隼人とのタッグを結成する。間下はスーパーに遅れること約半年でデビューも、すでにキャリアは10年を越え、中堅の域に入ってきた。日髙とのチームで刺激を受け、さらなる飛躍に期待がかかる。相手はブラックタイガー&ドリュー・パーカー組という未知の相手。ブラックは正体不明で、22歳のパーカーリアルジャパン初参戦の英国出身デスマッチファイターだ。今年1月に初来日し、大日本プロレスに長期参戦、捨て身の血みどろファイトで認知度も上がってきた。過激なデスマッチを得意とするが、ストロンスタイルリングで新たなる一面が垣間見えるかもしれない。

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第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負 
崔領二(ランズエンドプロレスリング)&倉島信行(ドラディション)vs〝ゴールデンロッカーズ”雷神矢口(浅草プロレス)&山本SAN(COMBO)

「金髪」、「ミュージシャン」、「大型ファイター」などさまざまな共通点で意気投合した雷神矢口と山本SAN。6・20後楽園で始動した大型タッグチームゴールデンロッカーズが今大会で結成第2戦目を迎える。彼らが今回対戦するのは、崔領二&倉島信行組だ。前回は南野たけし&那須晃太郎組を破り好発進となったものの、今回はヘビー級が相手だけに本当の闘いはこれからということになるのだろう。しかも崔は全日本プロレスの世界タッグ王座を獲得したばかり。パートナーこそ異なるが、ベルトの歴史などを考えれば絶対に負けられない。また、「ドラディションの門番」としての役割にこだわる倉島も、リアルジャパンマットで同様の価値を見いだしている。だからこそ始まったばかりのユニットにいい顔をさせたくはないだろう。矢口&山本SANには今後を占う闘いとなりそうだ。ゴールデンロッカーズがさらなる大暴れで勢いに乗るのか、それとも崔と倉島が彼らをストップさせるのか!?

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第3試合 UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合 30分1本勝負
岩崎孝樹(ガンバレ☆プロレス/UWAアジアパシフィックヘビー級王者)vs将軍岡本(ブードゥー・マーダーズ)
※第2代王者、初防衛戦。

昨年9・20後楽園でレイ・アンヘルを破り、UWAアジアパシフィックヘビー級のベルトを巻いた岩崎孝樹が今大会で待望の初防衛戦をおこなう。挑戦者はブードゥー・マーダーズの将軍岡本。ベルトを奪ったアンヘルとは対照的なレスラーである。UWAはメキシコの組織で、前王者はメキシコルチャリブレスタイルとする選手だった。が、今回はヘビー級のヒールリアルジャパンとしても岩崎にかける期待は大きく、ここで防衛しベルトの価値を高めていくのが岩崎に与えられた使命である。試練とも言える初防衛戦だが、UWAアジア王座をレジェンド王座に次ぐ団体ナンバーツーのタイトルにできるかどうか。岡本を倒せば大きな自信につながるだろう。この一年間、岩崎はホームガンバレ☆プロレスはもちろん、インディーながらもさまざまな団体のリングに上がり、力をつけてきた。王座奪取当初はどんなチャンピオンになるのかまったく読めなかったが、この試合は1年間の経験と成長具合を見せつける絶好のチャンスでもある。また、岡本がベルトを奪取することにでもなれば、そこからまた新しいなにかが生まれる可能性もある。総合格闘技バックボーンを持つ岩崎が元力士の岡本にどんな闘いを挑むのか。この試合もまた、リアルジャパンの今後を占う一戦となるだろう。

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第4試合 特別試合 シングルマッチ 30分1本勝負
アレクサンダー大塚(AO/DC)vs竹田誠志(フリー

6・20後楽園でおこなわれたタッグマッチアレクサンダー大塚&崔領二組vs岩崎孝樹&竹田誠志組がシングルに発展。アレクと竹田が異色の一騎打ちで雌雄を決する。いわゆる“U系のアレク”と、“デスマッチの竹田”。そういった印象が真っ先に思い浮かぶ2人だが、竹田にはもともと総合格闘技バックボーンがある。大日本プロレスFREEDOMSでデスマッチの頂点に君臨した竹田にも、しっかりとした格闘技の下地があるのだ。その引き出しを存分に出せるのがリアルジャパンマットということになるのだろう。しかも相手が一時代を築いたアレクとなれば不足はない。このところおとなしめだったアレクバチバチした闘いで怒らせたのが前回の後楽園だった。怖いアレクを引き出した怖いものなしの竹田。ひじょうにスリリングなシングルマッチが展開されそうだ。

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第5試合 セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負
船木誠勝(フリー)&関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)vsタカ・クノウ(フリー)&ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)

メインスーパータイガーvs藤田和之戦に勝るとも劣らない大注目カードセミファイナルに組まれた。柔術家の関根“シュレック”秀樹が初参戦。船木誠勝とのタッグでタカ・クノウ&ロッキー川村組と対戦するのだ。柔道からブラジリアン柔術を学び、静岡県警の警察官だったシュレックは格闘技に専念するため警察を辞め戦場を格闘界に求めた。DEEPや巌流島に参戦し、プロレスデビューも飾っている。プロレスは昨年7・17横浜でのハードヒットが初戦。今年6・28清水では全日本プロレスに登場、6人タッグマッチで諏訪魔&石川修司佐藤光留組と対戦した。もともとUWFインターナショナルファンで入門も考えていたというシュレック。身長177センチ、体重118キロの体格もレスラー向きだ。そしてなにより一度見たら忘れない筋肉と顔面力のインパクト。40代半ばと遅咲きながら、今後どのようにリアルジャパンと関係していくのか、その初陣は絶対に見逃せない。しかもパートナーとなるのがU系のレジェンド船木誠勝。もちろん初めてのタッグだが、UWFという共通項で結ばれる夢のチームがどんな化学反応を起こすのか、ここも大きな見どころになるだろう。対戦相手にタカ・クノウ&ロッキー川村が選ばれたのも最高のマッチアップ。なんといってもロッキーとシュレックには「巌流島」で闘った因縁がある。2年前の17年9・2舞浜でおこなわれた“無差別級特別試合3分3ラウンド”。パンクラスのミドル級王者として挑んだロッキーは、1-2の判定でシュレックに敗れてしまった。それ以来の顔合わせがプロレスで実現する奇跡。ロッキープロレスでも活躍し、そのリングにシュレックがやってくる。こんなドラマチックシチュエーションはなかなかないだろう。また、グラップリング世界一・クノウとの柔術対決も楽しみだ。クノウは前回のセミファイナル関本大介と大激闘を展開した。プロレスの先輩としても、シュレックにおいしいとこ取りはさせたくない。また、船木とロッキーパンクラス対決も興味深い顔合わせだ。よって、すべての組み合わせが一瞬たりとも見逃せない豪華カードができあがった。

ちなみに、シュレックは9月15日、浜松で開催したDEEPで中井光義(『キン肉マン』作者ゆでたまご氏の長男)と対戦TKO勝利し、その勢いのままリアルジャパンへ参戦。格闘技プロレス、どちらの視点から見てもゾクゾクする闘いが展開されそうだ。

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第6試合 メインイベント レジェンド選手権試合60分1本勝負
スーパータイガーリアルジャパンプロレス/第13代レジェンド王者)vs藤田和之(元IWGPヘビー級王者/はぐれIGFインターナショナル
※第13代王者、3度目の防衛戦。

リアルジャパン史上屈指の盛り上がりとなった前回の6・20後楽園だが、メインスーパータイガー&船木誠勝組vs藤田和之&ケンドー・カシン組)に立ったレジェンド王者スーパータイガーには屈辱でしかなかった。アントニオ猪木の弟子・藤田和之に初代タイガーマスクの弟子が完敗。タッグマッチながら、顔面蹴りで完全なピンフォール負けを食らってしまったからである。さらに試合後には藤田がベルトを投げ捨てる暴挙。はぐれIGFインターナショナルに乗っ取られる形で大会が終了してしまったのだ。これにより、スーパーは今大会でレジェンド王座を懸けた一騎打ちを要求。今回が13代王者のスーパーにとって3度目の防衛戦となる。しかしながらレジェンド王座戦がおこなわれるのは昨年3・29後楽園以来、実に1年半ぶりのこと。タイトル戦特有の試合勘がどうなのかという不安もあるが、いまのスーパーにはそんなことも言っていられない。とにかくこの試合でベルトを守ることが最優先。藤田に敗れればベルトは流出。これまでの他団体選手がベルトを巻くのとは意味が違う。永久に戻ってこない危険性も秘められているからだ。藤田はプロレスリングシングルマッチをおこなうのは15年の大晦日IGFでの澤田敦士戦以来久しくなかったが、NOAH9・16大阪で若手の稲村愛輝、今回のリアルジャパン9・16後楽園タイトルマッチシングルがつづく。プロレスにおけるシングルの試合勘がどうかという部分もあるが、「リアルジャパンスーパータイガーにはなんの印象もない」という会見での発言からしても自信満々で乗り込んでくることは必至。藤田が最大の脅威であることに変わりはないだろう。初代タイガーマスク欠場のなか、原点回帰からあらためてストロンスタイル路線に回帰したリアルジャパン。そこに現れた藤田という黒船。団体を守ってきたスーパーは、この難関にどう立ち向かうのか。9・19後楽園スーパータイガーvs藤田和之は、リアルジャパン史上最大の決戦だ!

(新井 宏)

前回の6・20後楽園でタッグ戦を行ったスーパー・タイガーと藤田和之