徳島県郵便局に勤務する55歳のアルバイト従業員が、郵便法違反の疑いで逮捕されたことが判明。その気持ちの悪い行動に怒りの声が上がっている。

 逮捕された男は、徳島県の徳島中央郵便局アルバイトとして勤務。ポストに投函された郵便物を郵便局に運ぶ業務を任されていた。今年7月、はがきに書いてあった女性の名前や電話番号などを携帯電話に登録していた事が発覚し、郵便法違反で逮捕された。

 それだけでもかなり気持ちの悪い話だが、男はさらに記録した電話番号に対し、「会ってくれませんか」というような、デートに誘う文言が書かれたメールを送信していた。現在判明しているだけで、送った相手は10人程度にも及ぶという。

 男は容疑を認めており、犯行動機について、「彼女が欲しかった」と話しているという。いくつになっても彼女は欲しいものではあるが、50代半ばになって、彼女欲しさから郵便物の住所と電話番号を控え、見ず知らずの人に誘いメールを送るとは、呆れて物も言えない情けない行動と言わざるを得ない。

 ネットユーザーからも、「気持ちが悪すぎる」「メールを送って返信があると思ったのか?」「マッチングアプリでもやれよ」「アホじゃないか」と批判の声が。また、郵便局側にも「こんなやつを雇っていると思うとゾッとする」「管理体制が杜撰なのでは」「性善説を取り過ぎなのでは」「全く個人情報を保護できてない」「もうはがきを送るのはやめたい」という郵便局側の管理体制に苦言を呈す声が上がった。

 このような行動に出る人物は昨今チラホラと報告されている。以前、あるTwitterユーザーが、美容院の美容師から「可愛かったのでLINEしちゃいました(笑)」「一目惚れしちゃいました」などとLINEを送られた被害を報告し、美容師の男が炎上状態になったことがある。この男は、個人情報を悪用しており、名前と顔が晒され、店長だったことが発覚。しばらくして公式HPから削除されることになった。

 個人情報を悪用し、彼女を作ろうとする行為。それが適切でないということは誰にでもわかりそうなものだが、55歳の男は理解できなかった。実に情けない話である。

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