9月も半ばを迎え、秋の気配を感じる頃になってきた。日本の秋の風物詩といえば紅葉だ。大阪府大阪城公園はじめ数多くの紅葉狩りスポットをそなえており、サクライチョウカエデなどさまざまな木々の紅葉を楽しめる。さらに、秋の祭りを催すスポットやハイキングコースを用意しているスポットも登場。今回は、大阪府にある紅葉名所のなかでも、特におすすめの7か所を紹介する。

【写真】つり橋から360度広がる紅葉「大阪府民の森ほしだ園地」

大阪城公園/見ごろ:11月上旬~12月上旬

大阪の中央に位置し、天守閣をはじめとする歴史建造物を有する大阪城公園では紅葉も人気。市民の森の東側から京橋方面まで、約1キロメートルのイチョウ並木が一面を黄色の世界に包み込んでおり、絶好の散策コースだ。紅葉したサクラ大阪城天守閣のコラボは必見。森ノ宮駅近くにはモミジもあるので、のんびり歩いてさわやかな秋を体感したい。

■住所:大阪市中央区大阪城 時間:入園自由 ※一部除く 休み:なし ※一部除く 料金:無料 ※一部除く

万博記念公園/見ごろ:11月上旬~12月上旬

[約260万平方メートルの広大な公園。日本庭園の茶室「汎庵・万里庵」の特別公開などを行う「万博記念公園紅葉まつり」を11月上旬〜12月上旬に開催する予定だ。期間中には茶室で呈茶も実施される。美しい風景と多彩なイベントを楽しんで。

■住所:吹田市千里万博公園 時間:9:30~17:00(最終入園16:30) 休み:水曜(祝日の場合は翌平日、10月~11月はなし) 料金:日本庭園・自然文化園共通250円

大阪府民の森ほしだ園地/見ごろ:11月中旬~12月上旬

多彩なハイキングコースが整備された森林公園。木床板人道つり橋としては国内最大級の「星のブランコ」では、空中散歩を楽しみながら、満点のスリルとともに秋色に色付いた木々を見晴らすことができる。展望台からの絶景も見事だ。

■住所:交野市大字星田地内 時間:園内散策自由 休み:火曜(祝日の場合翌平日) ※10月~11月はなし 料金:無料

■ 箕面公園/見ごろ:11月中旬~12月上旬

ゴールで待つのは大阪屈指の紅葉の名所、箕面大滝。先を急ぎたくなるが、阪急箕面駅を出てすぐに始まる滝道にも見どころがいっぱい。紅葉越しに広がる落差33メートルの絶景を見に行くなら、色付くシーズンの中盤以降がおすすめ。紅葉はもちろんだが、周辺にあるレトロなカフェにもぜひ立ち寄りたい。

■住所:箕面市箕面公園 時間:散策自由 休み:なし 料金:無料

■ 五月山公園/見ごろ:11月下旬~12月上旬

標高約315メートルの五月山を中心に広がり、無数の落葉樹が染まる秋景色は感動もの。大阪平野が一望できる山頂付近の展望台が絶好のスポットだ。8つのハイキングコースをのんびりと散策しよう。

■住所:池田市綾羽2 時間:園内散策自由 休み:なし 料金:無料

■ 摂津峡公園/見ごろ:11月中旬~12月上旬

芥川に沿って渓谷美が続く北摂随一の景勝地。深紅のカエデがあたり一面をおおうモミジ谷やクヌギ谷など、園内のいたる所で紅葉狩りが楽しめる。約37万平方メートルの園内では遊歩道も整備され、片道2キロメートル程度の紅葉ハイキングを満喫できる。また、なかでも格別なのは、日の丸展望台はじめ園内各所の展望台から望む景色だ。晴れた日には野鳥観察や森林浴もおすすめ。

■住所:高槻市塚脇地内 時間:園内散策自由 休み:なし 料金:無料

■ 牛滝山/見ごろ:11月中旬~下旬

役行者が開創したと伝えられる大威徳寺や、大小の滝を紅葉が囲む名所。重要文化財に指定されている多宝塔をはじめ、渓流歩道から見られる一ノ滝や二ノ滝も見事だ。11月23日(祝)には「牛滝山もみじまつり」も行われ、和菓子や地酒の販売、抽選会などで境内全体が盛り上がる。

■住所:岸和田市大沢町 時間:散策自由 休み:なし 料金:無料

秋になればさまざまなスポットで木々が赤や黄色に色づく。お祭り期間を狙ったりハイキングを兼ねたりと、紅葉狩りをたっぷり満喫したいのはもちろんだが、街から近くても美しい紅葉が見られるスポットもある。自分に合った方法で、色鮮やかな紅葉を楽しもう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

威風堂々と立つ天守閣を背景に黄葉するイチョウ並木