『ゲット・アウト』ジョーダン・ピール監督による最新作『アス』が現在公開中。主人公アデレードとそのドッペルゲンガーであるレッドが一騎打ちをする本編映像が到着した。

未解決のトラウマを抱えているアデレード。夫と子どもたちとともに故郷サンタクルーズに帰ったことで、トラウマフラッシュバックするようになり、「私たち家族が危険な目に遭う」という妄想を強めていく。しかし、その妄想は“自分たちにそっくりなドッペルゲンガーたちに襲われる”という予期せぬ形で現実化する――。

解禁となった映像は、教室のような場所でアデレードとレッドが対峙するシーン。レッドは凶器のハサミを手に持ち、徐々にアデレードに近づいていくが、後ろ向きのまま歩いてきたり、アデレードを凝視しながら遠回りしたりと、奇妙な動きを見せる。そして、鉄棒一本で立ち向かおうとするアデレードに対し、突如速度をあげて目前まで近付いたレッドは、無残にも彼女の手の甲にハサミを突き立てるのだ。

アデレードとレッド双方を演じたルピタ・ニョンゴは、レッドの特徴的な動きについて興味深いコメントを残している。

「レッドの動きを表現する上でジョーダン(監督)が使った言葉の一つが“ゴキブリ”だった。レッドをゴキブリの生命力と関連付けるのはすごく有益な方法だったわ。ゴキブリはあちこち動き回るし、素早いから退治するのが難しい。そうかと思えば、気付かれずにじっとしている事も出来る。それに、驚異的な生命力と回復力を持っている」

言われてみれば、息を潜めていたかと思いきや突如スササササと動き出す感じが、ゴキブリに見えてきてゾワッと……。『アス』をこれから観る方も、もう一度観に行く方も、本作の恐ろしさを押し上げたニョンゴの怪演にぜひご注目を。

『アス』
9/6(金)TOHOシネマズ 日比谷他、全国公開中
配給東宝東和

(C)Universal Pictures

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ドッペルゲンガーの動きは“ゴキブリ”を参考に? ルピタ・ニョンゴが怪演を見せる映画『アス』本編映像[ホラー通信]