内藤剛志が主演を務めるドラマ「警視庁・捜査一課長 スペシャル」(夜9:00‐11:05、テレビ朝日系)が、10月13日(日)に放送されることが分かった。

【写真を見る】メガネがクールでかっこいい!石井一彰の超エリート官僚姿

本作は、ヒラ刑事から這い上がってきた“叩き上げ”の捜査一課長・大岩純一(内藤)と、捜査員たちの熱いドラマを描く人気刑事ドラマシリーズの最新作。

今回は、観光ツアー会社のバスガイドが添乗中に殺害される事件が発生し、都内を走る観光バスの乗客乗務員、計444人が容疑者という前代未聞の事態が起こる。

大岩は、“思いやりの心=おもてなし”の精神で人々を救おうと刑事になった青山署の刑事課長・須村順子(乙葉)と共に、捜査線上に浮かんだ接客コンテストチャンピオンに君臨する“おもてなし名人”のバスガイド(雛形あきこ)の疑惑に迫っていく。

■ 内藤「『科捜研の女』のときとはまったく違う」

また、本作では沢口靖子主演の木曜ミステリー「科捜研の女19」(毎週木曜夜8:00-8:54、テレビ朝日系※秋シーズンは10月17日[木]スタート)で蒲原勇樹刑事を演じている若手俳優・石井一彰がゲスト出演する。

科捜研の女」では、内藤演じる土門刑事の部下を演じている石井が、本作では警察庁長官の御曹司で超エリート官僚・白馬應治役として登場。

科捜研の女」とはポジションが逆転し、一課長よりも立場が上の、若き警察官僚を熱演する。

そんな石井の“逆転ゲスト出演”について内藤は、「撮影当日は、超エリート役らしく、『科捜研の女』のときとはまったく違う、シュッとした感じで現れましたし、結構アドリブも飛び出していました。僕も今回は、石井くん演じる白馬に対して、完全に敬語(笑)。そうやって、“上下感”を醸し出したつもりです」と、大いに楽しんだ様子。

続けて、「こういう“逆転”が面白くなるのも、石井くんが『科捜研の女』の中でちゃんと存在感を放っているからこそ。それはやっぱり彼の努力に尽きるんじゃないかな。もう彼も“捜査一課長ファミリー”に入ったということで、また白馬として登場してくれたら面白いね」と、さらなる共演をリクエストした。

■ 内藤剛志コメント

――最新スペシャルの見どころを教えてください!

今回のスペシャルではバスガイド殺害事件の謎解きがメインに描かれていきますが、お伝えしたいのは日本人のよさ、“おもてなし”の心の大切さです。

おもてなしという言葉の語源は、“表裏がない心”から、という説があるそうですが、つまりは相手の気持ちを思いやること。その対極にあるのが、犯罪ではないでしょうか。

悪意を持った人物が、おもてなしの心、つまり相手の優しさを逆手に取ると人間関係が壊れ、そこに犯罪が生まれてしまうのではないかなと思います。 

2020年の東京オリンピックまであと1年を切りましたが、日本人は昔から優しさを持って旅人に接していたと思うんです。自分たちのいいところってなかなか評価しにくいものですが、“日本っていい国だよね”と、自分たちの良さを再確認するのも大事だと思う。

この「警視庁・捜査一課長」はミステリーではありますが、そういう日本の良さを伝えるドラマでもありたいと思っています。

――「科捜研の女」の部下役・石井一彰さんと「警視庁・捜査一課長」で共演を果たした感想は?

よく「立場が逆転した役柄を演じるのはやりにくいでしょう?」と聞かれますが、役者ですからそんなことはまったくありません。それは、たぶん石井くんも同じ! 視聴者の皆さんには、僕らの共演を大いに楽しんでいただきたいですけどね(笑)。

石井くんとはよくラインのやりとりをするのですが、今回のゲスト出演が決定したとき、「お邪魔させていただきます」という連絡が来ました。「違う作品の現場に行くのは緊張します」とも書かれていましたが、僕は「好きなようにやっていいから、楽しもう!」と返信しました。(ザテレビジョン

乙葉演じる刑事課長・須村順子が大岩(内藤剛志)の右腕に!