チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第1節、バイエルンvsツルヴェナ・ズヴェズダが18日に行われ、ホームのバイエルンが3-0で勝利した。

昨季、準優勝チームのトッテナムと、ブンデスリーガ7連覇のバイエルンの2強と、オリンピアコスとツルヴェナ・ズヴェズダの2弱という明確な構図となったグループB

今グループ大本命のバイエルンはホームでの開幕戦でセルビア王者のツルヴェナ・ズヴェズダと対戦。1-1で引き分けたRBライプツィヒ戦からは先発3人を変更。ボアテング、ミュラー、ニャブリに代えてトリソ、ペリシッチ、コウチーニョを起用した。

立ち上がりからエンジン全開のホームチームは相手陣内でハーフコートゲームを展開していく。8分にペリシッチのシュートで相手GKを脅かすと、その後はレヴァンドフスキの確度の高いポストワークと、サイドでの数的優位を生かした攻めで幾度もフィニッシュのシーンに繋げていく。

立ち上がりの10分間を見れば、バイエルンの先制点はすぐに訪れるかに思われたが、デゲネクを中心とするツルヴェナ・ズヴェズダの最終ライン、守護神ボルジャンの好守に阻まれてなかなか決め切れない。逆に、15分には相手のロングカウンターからゴール前のパブコフにあわやという場面も作られる。

圧倒的に押し込みながらもゴールだけが遠いバイエルンだったが、30分過ぎにようやくゴールをこじ開ける。34分、左サイドのペリシッチがアーリー気味に入れた絶妙なクロスをファーに飛び込んだコマンがダイビングヘッドで流し込んだ。その後、40分にはコマンのクロスからコウチーニョに移籍後初ゴールのチャンスが訪れたが、ここは惜しくもオフサイドの判定となった。

結局、1点リードで試合を折り返しバイエルンは後半も立ち上がりから攻勢を仕掛ける。厚みのある仕掛けから53分にトリソ、57分にはレヴァンドフスキにボックス内で決定機もGKボルジャンビッグセーブに阻まれる。

その後もペリシッチのシュートがクロスバーを叩くなど決定力不足に苦しむバイエルン。78分には相手の厚みのある攻撃からマリンに右ポストを掠める決定的なシュートを許し、思わず冷や汗をかいた。

しかし、その直後の80分にはショートカウンターからゴール前でこぼれ球に反応したレヴァンドフスキのゴールによってようやく追加点を奪取。さらに、試合終了間際の91分にはチアゴの意表を突いたクイックリスタートからストライカーの嗅覚を見せた途中出場のミュラーが3点目まで奪って見せた。

相手の粘り強い守備に思わぬ苦戦を強いられたバイエルンだったが、最終的には3-0と実力通りのスコアで破り、今季CL初戦を快勝で飾った。

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