現地時間2019年11月5日~6日に、米LAのビバリー・ヒルズにて開催される【ビルボード・ライブ・ミュージック・サミット&アワード】にて、ピンクが<レジェンド・オブ・ライブ賞>を授与されることが明らかになった。彼女は、同賞を受賞する初の女性ソロ・アーティストとなる。

 ピンクは、2018年~2019年にかけて行った【ビューティフル・トラウマ・ツアー】で、300万枚以上のチケットを売り上げ、3億9730万ドル(約429.8億円)の興行収入を得た。同ツアーは、米ビルボードのツアー・ランキング“Boxscore”で、歴代10位につけており、女性アーティストによる記録としては、過去10年で最大となっている。

 北米、オーストラリア、ヨーロッパ、アジアなど数々のアリーナをソールド・アウトにしてきた【ビューティフル・トラウマ・ツアー】は、その大掛かりな空中パフォーマンスが見どころとなっており、昨年、彼女の米インディアナ公演を取材した米ビルボードの記者は、「“Get the Party Started”では巨大なシャンデリアからぶら下がり」「(“Just Give Me a Reason”では)空中につるされた電気スタンドからぶら下がった2人の男性ダンサーが回転する中、ステージの上をベッドに乗り、浮かんでいた」とその模様をレポートしていた。

 米ビルボードのライブ&ツアー部門シニア・ディレクターのデイヴ・ブルックスは「目を見張るようなライブ・パフォーマンス、空中ヴィジュアル・アクロバット、そして米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”入りした32曲のシングルと米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”1位を獲得した3枚のアルバムまで、ピンク以上にこの賞に値するアーティストはいないでしょう」と声明で発表し、「彼女の【ビューティフル・トラウマ・ツアー】は、持久力芸術的な卓越性の歴史的偉業です。この記録破りの功績を私たちと祝福するため、彼女がビバリー・ヒルズに足を運んでくれることを光栄に思います」とコメントした。

 <レジェンド・オブ・ライブ賞>は、2006年にエルトン・ジョンへ初めて授与されてから、オールマン・ブラザーズオジー・オズボーン、ラッシュ、ジャーニー、ニール・ダイアモンド、ティム・マグロウ&フェイス・ヒルらに贈られている。昨年は、約20年のキャリアで1,000本以上のライブを行っているジョン・メイヤーが受賞した。

 音楽、コメディ、ライブ・エンタテインメント界から大物ゲストを招き、パネル、インタビューやQ&Aが行われる、今年の【ビルボード・ライブ・ミュージック・サミット&アワード】には、フーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュデッドマウスに加え、【コーチェラ・フェスティバル】の共同創設者Paul Tollettなどが出演する。追加の出演者やパネリストは、今後随時発表される。

ピンク、米ビルボードが選出する<レジェンド・オブ・ライブ賞>を受賞へ