オーストラリアで先日、ドローンを飛ばしていた男性が、サメに襲われる危機からサーファーを救う出来事が起こった。

https://twitter.com/cjoye/status/1173079285713620994 「今日ウェリービーチで巨大なサメがサーファーに接近していたため、ドローンのスピーカーシステムを使い、サーファーの男性に警告した。男性がドローンを見上げ、近づくサメから逃げようと突然波を立たせると、サメは驚いて逃げて行った。その様子をぜひ見て欲しい」

今月14日、「Australian Financial Review」紙の寄稿編集者、リストファー・ジョイさんは、オーストラリア南東部沿岸の街、ウェリービーチの海でドローンを飛ばし、サメを調査していた所、サーフィンをしていた男性にサメが近づいているのを発見した。

ジョイさんは、「3、4メーター程の見た目をした巨大なサメが、サーファーの周りを旋回しているのを目撃しました」と「Illawarra Mercury」紙に語り、次のように続けた。「海は実に透き通っていましたが、サーファーはサメに全く気付いていませんでした」。

しかし、運良く、ジョーイさんが所有する「Mavic 2 Enterprise」には、サーマルセンサー付きの赤外線カメラと、スピーカーシステムが付いており、サーファーにサメが近づいていると警告する事が出来たのだ。

ジョーイさんは、このように振り返っている。「サーファーがサーフボードを浜辺に向けると、サメはそれに驚き、ありがたい事に、勢い良く沖に戻っていきました」。

ジョーイさんは、「Illawarra Mercury」紙に対し、このサメがクロヘリメジロザメかホホジロザメのどちらかである可能性が高いが、どの種類のサメなのかは分からないと、同紙に語っている。また、これまでこの地でドローンを使い、多くのサメを見てきたが、サメがサーファーに向かっていったり、スピーカーを使って警告したのは、今回が初めてだったという。ぜひ、上のツイッターの投稿で、ドローンが捉えた、緊迫の一部始終をご覧頂きたい。

■参照リンク
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