2018年10月に暴行事件を起こした元ロシア代表FWアレクサンドル・ココリンが、所属元のゼニトと再契約を結ぶ模様だ。18日、イギリスメディア『BBC』が報じている。

 ココリンは昨年10月8日ロシア代表の同僚でもあったパヴェル・ママエフらとモスクワ市内の路上で騒ぎ、注意したテレビ局のドライバーに暴行を加えた。ココリンの暴挙は収まらず、その後移動した高級カフェでもロシア産業貿易省の職員に暴行をはたらいている。逮捕されたココリンとママエフは、今年5月に禁錮17~18カ月の判決を受けたものの、このたび仮釈放が認められた。

 所属元のゼニトは、ココリンと今シーズン終了時まで契約を結ぶ模様だ。また、弁護士のユーリ・パダルコ氏もロシアの通信社『TASS』に対し、ココリンがサッカー選手として復帰することを明言している。

 ロシア代表として48試合に出場し、12ゴールを記録しているココリン。自らのキャリアに大きな傷をつけてしまったが、もう一度サッカー選手として復活を果たすことはできるのだろうか。

昨年に暴行事件を起こし、逮捕されていたゼニトのココリン [写真]=Getty Images