スポーツの醍醐味はやっぱり生観戦。今回、ウォーカープラスでは、プロ野球に精通するライターの京都純典さんに、“簡単にわかる”今週末開催の全カードの見どころを聞いてみた。

DeNA vs 巨人@横浜スタジアム

9月20日(金)18時

9月21日(土)17時

5年ぶりのリーグ優勝が目前となった巨人。奇しくも5年前のリーグ優勝も横浜スタジアムで決まっている(9月26日、6対3で勝利。胴上げ投手はスコット・マシソン)。歓喜、再びとなるか。DeNAは、目前での胴上げは何としても阻止したい。

ヤクルト vs 中日@神宮球場

9月21日(土)18時

33盗塁で近本光司(阪神)と並びリーグ最多盗塁山田哲人(ヤクルト)。史上初の盗塁成功率100%での盗塁王はならなかったが、今年も盗塁王のタイトルを獲得すれば2年連続4度目。過去、セ・リーグ盗塁王を4度以上獲得したのは、赤星憲広(阪神)、石井琢朗(横浜)、柴田勲(巨人)の4人。中日の大島洋平も30盗塁で、タイトル争いにも注目。

■ 阪神 vs 広島@甲子園

9月21日(土)14時

逆転でのクライマックスシリーズ進出には負けられない阪神。今季、広島とは12勝12敗の五分。甲子園でも4勝5敗と大きな差はない。近本光司は広島戦で打率.341出塁率.378とリーグ中でもっとも相性がいい。

■ 阪神 vs DeNA @甲子園

9月22日(日)18時

20日、21日の巨人戦の結果次第で、まだ優勝の可能性が残っているかもしれないDeNA。今季、阪神には8勝14敗1分と大きく負け越しているが、甲子園球場では4勝4敗1分と五分の成績だ。

ヤクルト vs 巨人@神宮球場

9月22日(日)18時

9月23日(祝)18時

巨人の岡本和真は、今季ヤクルト戦で打率.360、6本塁打リーグ内でもっとも打っている。神宮球場でも打率.379と抜群の相性を誇る。仮に優勝が決まったとしても、クライマックスシリーズに向けて好相性のヤクルト戦で弾みをつけたい。

■ 広島 vs 中日@マツダスタジアム

9月22日(日)18時

9月23日(祝)14時

クライマックスシリーズ進出はかなり厳しくなったが、広島戦までに可能性が残っていたら連勝したい中日。9月のリリーフ陣の防御率は2.66。ロドリゲス福敬登藤嶋健人、R.マルティネスから岡田俊哉につなぐ形はリーグでも屈指の安定感だ。

■ 西武 vs 楽天@メットライフドーム(9月20日)、楽天生命パーク(9月21日・22日・23日)

9月20日(金)18時

9月21日(土)18時

9月22日(日)14時

9月23日(祝)13時

パ・リーグ優勝の行方を握る4連戦となりそうだ。20日はメットライフドーム、21日からは楽天生命パークで3連戦。今季、西武は楽天に9勝11敗と負け越している。楽天生命パークでも3勝4敗。12球団屈指の打線が、楽天生命パークでは打率.228に抑えられている。楽天もクライマックスシリーズ進出の可能性を残しており、激戦が予想される。

オリックス vs ロッテ@京セラドーム大阪

9月20日(金)18時

9月21日(土)14時

クライマックスシリーズ進出圏内につけているロッテ。今季、オリックスには9勝13敗1分と負け越している。京セラドーム大阪でも3勝8敗と相性が悪いオリックス戦でレアードが打率.187、井上晴哉が打率.182と長距離砲が抑えられている。

ソフトバンク vs 日本ハム@ヤフオクドーム

9月20日(金)18時

9月21日(土)14時

西武と熾烈な優勝争いを演じているソフトバンク。今季、日本ハムに対し14勝8敗1分と好成績だが、ヤフオクドームでは4勝3敗と1つの勝ち越しにとどまっている。ソフトバンク柳田悠岐は、9月の打率が.191、本塁打も1本。ケガから復帰したが、なかなか調子があがってこない。ラストスパートで復調なるか。

ロッテ vs 日本ハム@ ZOZOマリン

9月22日(日)16時

9月23日(祝)14時

クライマックスシリーズ進出の可能性がかろうじて残っている日本ハム。今季、ロッテには11勝12敗。ZOZOマリンでは3勝7敗とパ・リーグの球場ではもっとも勝率が低い。チーム打率.225と抑えられている打線の奮起に期待しよう。

オリックス vs ソフトバンク@京セラドーム大阪

9月22日(日)14時

9月23日(祝)13時

ソフトバンク日本ハムとの連戦のあと、オリックスと連戦。今季、オリックスには13勝6敗1分と勝ち越している。京セラドーム大阪でも5勝2敗1分。勝率のいい日本ハムオリックス相手に4連勝できれば、リーグ優勝も近づくはずだ。(東京ウォーカー(全国版)・浅野祐介/ウォーカープラス編集長)

生観戦で楽しみたいプロ野球