人気沸騰中の漫才師・霜降り明星が、AI(人工知能)の技術を活用したバンダイのデジタルカードゲーム「ゼノンザード」のオフィシャルサポーターに就任。それにともない、せいや&粗品が9月21日(土)からテレビで放送、さらにWEBでも配信されるCMに出演する。
【写真を見る】新CM撮影を終えたばかりの霜降り明星が語った“嫉妬”と“コンビ愛”とは?
両CMのテーマは「粗品の嫉妬」。公私ともに仲が良く、漫才愛がアツすぎる二人の等身大に近い内容だ。本物のロケバスの中で撮影した直後の二人を直撃。CMテーマに沿った質問をぶつけると、ガチで仲が良すぎる二人の実態が、さながら漫才の掛け合いで明らかになった。霜降りワールドをご堪能あれ!
■ コンビを組んで一番距離が近かった撮影
――まずは、CM撮影を終えた今の感想から聞かせてください。
粗品:きしょかった(関西弁の「気持ち悪い」)ですね。詳しい内容は(見ての)お楽しみというところなんですけど、まぁ楽しい撮影でした。
あんなに相方の体温を感じるCMはないですね。初めてです、あそこまでのは。コンビ組んで、一番距離近かったんちゃいますか。
せいや:確かに!
粗品:“あのシーン”以外は楽しかったです。撮影もスムースに進んで。
――WEB動画では、粗品さんがツッコミに対する愛を、せりふで口にしています。テークを重ねるごとにどんどんせりふが継ぎ足され、心の雄叫びのように熱がこもっていきました。どんな思いで演じていたんですか?
粗品:あんなこと、(本当は)思ってないですね(笑)。「何か言ってくれ」と言われたんで、頑張って言いました。
せいや:い~やっ、普段から言っていますよ。
粗品:言うてるかっ!
せいや:「ツッコむでー! 後ろからツッコむで!」というあそこが、一番粗品っぽかった。
粗品:言うたこと、ないわっ!
せいや:すごいんで、要求が…。
粗品:「要求が」やあらへんがな。
せいや:それは見ていただいたら分かると思います。僕は結構演出的にやったんですけど、粗品は普段からああいう感じなのかなと思っていただいて大丈夫です。
粗品:いやっ、僕が演じてたんです。
■ コメディアンシップにのっとっていない(笑)
――CMのテーマは「粗品の嫉妬」。実際にこれまで、せいやさんに強く嫉妬したことはありますか?
粗品:嫉妬というか、番組で大勢の芸人がおる時に、せいやがボケて、僕以外のツッコミ芸人がツッコんだりすることがあるんですけど、それは嫉妬することがありますね。
自分がツッコんだ方が絶対に面白くできるし、僕の方が面白いフレーズが浮かんでんのに、何でよそのヤツがツッコんでんねんって。それは思ったことはありますよ。
せいや:へ~。
粗品:腹立つんですよ。せいやに嫉妬というより、それってマナーが悪いじゃないですか。コメディアンシップにのっとっていない(笑)。そういうのは良くないなぁと思ったことはありますね。
せいや:だからね、(今回のCMは)まんまなんですよ。
粗品:もうエエっちゅうねん!
せいや:自分がツッコみたいっていうのが強い。あんまり他の人はないと思うんで。
粗品:俺もないよ。
せいや:僕は、別に誰がツッコんでくれてもええんですけど、粗品も誰とでもボケ・ツッコミができるはずなんですけど、粗品がそんな感じやったら、まぁまぁ、しょうがないのかなぁと。
粗品:なんで、お前がちょっと上から(目線)やねん。
せいや:ツッコませてあげようと思います。しょうがないですね。かわいいヤツです。
粗品:もうエエわっ!
■ 霜降り明星の“コンビ愛”
――CMの裏テーマでもあるコンビ愛。お二人が実際に感じた相方からの愛を教えてください。
せいや:新幹線で隣の席に座っていて、(2018年の)「M-1」の予選ぐらいの時期で、お互いがピリピリしていたんですよ。普段は隣に座らないんですけど、座ってでもネタ合わせをせんと間に合わんってくらい、かなりピリピリしていて。
そんな中で、僕が荷棚に置いていたカバンが手前過ぎて、バ~ンッて落ちてきたんですよ。二人ともが「落ちてきそうやなぁ」と思っていて、落ちた瞬間に僕じゃなくてこいつの顔にペチ~ンッて当たったんですよ。
ピリピリしてるから「痛っ…」って空気が悪なると思ったら、こいつは一瞬で察知して(明るい口調で)「いったぁ~い。さすが、痛~いっ!」ってポップな痛がり方をしてくれたんです。その時に、「あっ、空気を良くしてくれてんなぁ」って。
僕もそういうのを要求された時は応えたいなって、その時に思いましたね。空気をフォローする、じゃないですけど。
粗品:僕でいうと、乗り物に乗る時、通路側がよくて窓側は嫌なんですよ、性格的に。前のマネジャーの時、その“通路側・窓側問題”でもめたことがあって。「その仕事は行きますけど、通路側だけは約束してください」ぐらいの、「通路側やったら行きますわ」ぐらいに言っていた仕事が、窓側やったんですよ。
せいや:あったなぁ。
粗品:覚えてんのは、通路側やったせいやが替わってくれた。「大丈夫やで。座ったらエエねん」みたいな。
せいや:僕、優しいんです(笑)。(ザテレビジョン・文=伊藤雅奈子)
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