ショーンビーン(60歳)は現在、“死ぬ役”を断っているそうだ。

ゲーム・オブ・スローンズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」など、数々の出演作で“死ぬ役”を演じていることで、「よく死ぬ俳優」と位置付けられることの多いショーンだが、最近は“死ぬ役”の依頼を断っているという。

ザ・サン紙にショーンはこう話している。

「断ったりしているよ。“死ぬ役”をやめて、生き残り始める必要があったんだ。そうでなければ、予想がついてしまうからね」
「でも1つこういう仕事があった。向こうから『君には死んでもらう』と言われて、僕は『やめてくれ!』と思ったんだけど、『じゃあ、重傷を負わせるってのは?』と言われたから、『生き延びられるならいいよ』って言ったんだ」
「悪役をたくさん演じてきた。すごく良いんだけど満足感に欠けた。それにいつも死んだしね」

そんなショーンは、「ゲーム・オブ・スローンズ」でメインキャラクターのネッド・スタークを演じながらも、シーズン1で死んでしまったことがいまだに悔やまれるそうだ。

「原作を読んでいたから、『この作品では君は死ぬ。でもシーズン終盤でだ』と言われて『そうだよな』と納得していた」
「制作側は死ぬ時期について明確にしていたし、僕も『7年とか続くようなドラマには捉われたくない』とか思っていた」
「今となっては捉われていたかったよ!でも(原作者の)ジョージ・R・R・マーティンがネッドに望んでいたことは明らかだったし、まさにその通りになったわけさ」

一方で劇中で娘のサンサを演じたソフィーターナーなど、共演者たちが同ドラマをきっかけに大スターへと成長を遂げたことについて、「彼らは僕よりも大スターになったよ。あれは8年前のことだから当時はすごく幼かったのにね。今はヴォーグとかいろんな雑誌に出ているのを目にするじゃないか。おとぎ話が現実になったみたいだね」と話した。