中国では「日本で受けられるサービスは非常にすばらしい」と認識されている。近年では日本式のサービスを提供することを売りにした企業も増えており、中国でもサービスの質は確かに向上傾向にあると言えるだろう。しかし、それでも日本のサービスの質とは圧倒的な差があるのが現状だという。中国メディアの今日頭条は14日、日本の引越し業者が提供するサービスを紹介する記事を掲載し、「常軌を逸している」と伝えた。

 記事は日本の大手引越し業者を紹介し、その引越し業者がどのようなサービスを提供するのかを追っている。まず、引越しの1週間前に専門のスタッフが引っ越し元の家に派遣され、当日運ぶ荷物をリスト化し、タブレットに入力すると紹介したほか、引越し当日にトラックをどこに駐車し、荷物を運搬するかといったことまで考慮すると紹介した。

 続けて、引越しを開始する前には近所の住民に引越し作業で迷惑を掛けることをことわりに行ったり、引越した後の古い大型家電の処分を請負ったりするだけでなく、新居にそろえる家電を格安で提供するサービスまで提供していると紹介した。

 さらに、引越し当日はスタッフの礼儀正しい挨拶から始まり、養生をしっかり行い、洋服や食器などは専用の箱を使用して運んでくれると伝えたほか、割れ物は特に厳重に梱包してくれるため、破損を懸念する必要はないと紹介。大型の家具や家電を運ぶ際には、壁などにぶつけて傷をつけないように細心の注意を払っていると強調し、そのサービスの質は「常軌を逸している」と伝えた。最後に、引越しサービス価格は決して安くはないが、そのすばらしいサービスは称賛に値すると論じた。

 中国でも近年では質の高いサービスが求められるようになっていて、日本式のサービスを売りにした会社も多く登場している。だが、そのサービスは日本と比較した場合まだまだであるのが現状だ。それゆえ、多くの中国人は日本のサービスに驚くのだろう。今後のサービスの質の向上に期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

まさかここまで・・・日本の引越し業者のサービスは「常軌を逸している」=中国メディア