PSGでの立場が危ういトゥヘル監督に注視、マンUの次期監督にリストアップ

　マンチェスター・ユナイテッドは、昨年12月にジョゼ・モウリーニョ監督が退任したのち、クラブのOBでもあるオレ・グンナー・スールシャール氏を暫定監督に据えた。その後、クラブは最初の19試合で14勝を挙げ、スールシャール氏は正式に監督に就任している。だがフランスメディア「Le10 Sport」によると、ユナイテッドとバルセロナはパリ・サンジェルマン（PSG）を率いるトーマス・トゥヘル監督を次期監督にリストアップしているという。

　記事によると、ユナイテッドとバルセロナはフランス王者を率いる指揮官を注視。PSGをリーグ優勝に導いたものの、フランスでのドイツ人監督の立場は決して安泰ではないようだ。

　今シーズン終了後、彼がクラブに残るかどうかは不透明な状況だという。PSGがUEFAチャンピオンズリーグ（CL）で決勝まで勝ち進むなどの例外的な成功を収めない限り、来季もPSGを率いている可能性は低いと見られている。

　ユナイテッドが来季CLの出場権を得ることができれば、スールシャール監督が来季も指揮することになるだろう。もっともCL出場を逃しても、クラブが未来に向かって前進している一面を見せれば、新監督の下でイチから動き出すことはないという。現時点では、スールシャール監督の失敗に備えて、水面下で次期監督に狙いを定めている状況だ。

　シーズンは始まったばかりだが、果たして今後、どのようなドラマが待っているのだろうか。（Football ZONE web編集部）

マンチェスター・ユナイテッドのスールシャール監督【写真：Getty Images】