19日、競泳選手で現在白血病のため病気療養している池江璃花子選手のマネージメントを担当する株式会社ジエブが、行き過ぎた取材を繰り返すメディアに対し、自粛するよう呼びかけた。

 これは池江選手のオフィシャルウェブサイトで公開されたもので、報道関係者に対し、

 「一部週刊誌等から家族や関係者の自宅近隣等での待ち伏せ等の取材行為が繰り返されており、池江並びに治療をサポートする家族や関係者の心身に影響が出ております。治療の環境を最優先に整えるため本人及び家族や関係者のプライバシーに配慮いただき、今後の取材行為を控えていただくよう再度お願い申し上げます」

 と呼びかける。そして、「病気療養期間中は池江選手が直接メディア取材に対応する予定はございません」と断言し、「良いご報告ができるまで温かく見守ってください」と訴えた。

 この文書が公開されると、ネットユーザーから「療養中の人のところまで押しかけて飯の種にするなんて酷すぎる」「白血病と戦う人を取り上げて部数稼ぎなんて信じられない」「これも報道の自由なのか?」「メディアなら何をしても許されるのか」と怒りの声が噴出する。

 しかも、池江選手とマネージメント会社が取材自粛を申し入れるのは、今年8月に次いで二回目。その際も、「治療をサポートするご家族、水泳関係者(コーチや選手)、大学関係者(教員や学生)、医療機関、その他関係者への個別取材や待ち伏せ等の行為が続いております。そういった行為を止めていただくよう申し入れを行って参りましたが、ご対応いただけておりません」とし、報道対応窓口への連絡を促していた。

 それでも付きまといや待ち伏せなどの取材を継続していることについて、「許せない」「人の不幸を楽しんでいるとしか思えない」など、怒りの声が相次ぐことになった。

 災害や事故発生時、「報道の自由」を盾に、無法行為を繰り返すメディアたち。5日に発生した京浜急行踏切事故では、メディアカメラマンが線路に不法侵入し、警察官に叱責される動画が拡散され、批判の声が殺到した。

 また、7月の京都アニメーション事件では、遺族や京都アニメーションから実名を控えてほしいと要望を受けていたにもかかわらず、国民の知る権利を振りかざして実名報道踏み切り、猛批判を受けた。

 池江選手は病気療養中であり、待ち伏せなどを繰り返すことで精神的なダメージを受け、体調を悪化させることも予想される。本人が自粛を求めてもな取材をやめないメディアに、世間から批判の声が上がるのも無理はないだろう。

記事の引用について
池江璃花子オフィシャルウェブサイトより
https://www.rikako-ikee.jp/information/2019/09/post-8.html

池江璃花子オフィシャルウェブサイトより https://www.rikako-ikee.jp/information/2019/09/post-8.html