Reef Entertainmentは、映画ターミネーターターミネーター2をベースにビデオゲーム化した、シングルプレイヤー向けFPS『Terminator: Resistanceを発表した。

 「審判の日」から30年後のロサンゼルスを舞台に、人類に牙を向いたAI・スカイネットとそれに対抗するレジスタンスの戦いを描く。プラットフォームはPS4Xbox One、PC(Steam)。発売日はヨーロッパでは11月15日、北米では12月3日となる。

 本作はジェームズ・キャメロン監督の二作『ターミネーター』、『ターミネーター2』で詳細には描かれなかった「未来戦争」のシナリオをベースにしたシングルプレイヤー主体のFPSとなる。英雄ジョン・コナーが率いるレジスタンスのメンバー、ジェイコブ・リバーズが主人公だ。なぜかジェイコブはスカイネットから標的にされており、執拗にターミネーターが襲い掛かってくる。

 主人公はプラズマ兵器でT-800といった映画で御馴染みのターミネーターと戦いつつ、生存者を救うこともできる。ストーリーミッションだけではなく、豊富なサイドクエストが用意されており、スクラップを集めて取引やクラフトをすることもできる。ストーリーをクリアしていくとレジスタンスレベルがあがり、銃撃だけではなくハッキングによって対抗することもできる。

(画像はYouTube「Terminator Resistance – Announcement Trailer [NA] (PS4, Xbox One & Steam」より)
(画像はYouTube「Terminator Resistance – Announcement Trailer [NA] (PS4, Xbox One & Steam」より)
(画像はYouTube「Terminator Resistance – Announcement Trailer [NA] (PS4, Xbox One & Steam」より)
(画像はYouTube「Terminator Resistance – Announcement Trailer [NA] (PS4, Xbox One & Steam」より)
(画像はYouTube「Terminator Resistance – Announcement Trailer [NA] (PS4, Xbox One & Steam」より)

 映画『ターミネーター』シリーズといえば、最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』の日本公開が11月8日に控えているが、今のところ関連性は公表されていない。しかしジェームズ・キャメロンターミネーター:ニュー・フェイトを新たな三部作の第一作と位置づけており、実は本作『Terminator: Resistance』も何らかのメディアミックス的な戦略が含まれており、実は『ターミネーター:ニュー・フェイト』と関連性が含まれている可能性は捨てきれない。

 また『ターミネーター』シリーズの「未来戦争」といえば、映画ターミネーター4』、ならびにそれをベースにした同名ゲーム作品があったが、本作の場合はあくまで『ターミネーター』、『ターミネーター2』で象徴的に描かれた未来戦争をベースにしているので、『ターミネーター4』とは違う荒廃した未来が描かれそうだ。

 開発はポーランドの開発会社Teyonが制作しており、海外ではパッケージ販売もする模様。最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作に復帰。またサラ・コナーを演じたリンダハミルトン、ジョン・コナーを演じたエドワード・ファーロングもシリーズに復帰するので、注目度が非常に高い続編となっている。『Terminator: Resistance』の日本展開のアナウンスはないが、映画最新作と合わせて、ぜひ日本での発売を望みたいところだ。

ライター/福山幸司

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman