ドイツで5月、連邦議会に対して「民主国家の台湾と国交を結ぼう」を求める請願活動が行われている。南太平洋ソロモン諸島政府が台湾との断交を発表したのを受け、台湾で同署名活動は注目を集めた。9月18日時点で、1万人以上のドイツ市民が請願書に署名した。

台湾メディア「自由時報」15日付などによると、台湾との国交締結を呼びかける「第95643請願書」は現在、独連邦議会のウェブサイトに掲載されている。

同請願書は、「今年は天安門事件発生から30周年にあたる。この虐殺を行った中国はいまも国連の一員で、各国に承認されている。しかし、中国当局は新疆ウィグル自治区で強制収容所を設立し、世界最大の監視システムを作り上げた。南シナ海での蛮行など、中国当局は国際法を無視し続けた」と批判した。

また、「中華民国民主主義の国家である。ドイツ中華民国を承認しないのは理解しがたい。「政府に対して中華民国(台湾)と正式な外交関係を樹立するよう呼び掛けたい」とした。

台湾メディアによれば、今月11日以降、ネット上でドイツ国内外から署名が集まっている。外国人も署名できる。10月9日までに、署名者数が5万人を上回れば、連邦議会が審議に入るという。

16日ソロモン諸島政府が台湾と断交する方針を決定した。米ラジオフリーアジアRFA)18日付は、中国当局の圧力強化、友邦国を次々と失った台湾の立法院(国会)議員はドイツの陳情活動に励まれ、感謝の意を示したと伝えた。

(翻訳編集・張哲)

ドイツ国会議事堂。(Sean Gallup/Getty Images)