一般社団法人Get in touch理事長で女優の東ちづるさんが、タクシーの運転手の対応に不快な思いをしたとしてその心境をツイート。夏休み旅として訪れた京都で『1つだけ残念というか、悲しいというか、落胆したことがあった』とその内容を明かしました。

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先週、訪れた京都では車椅子ユーザーのパートナーと一緒だったという東さん。

祇園で一台のタクシーをとめ、パートナーの車イスを乗せたいからトランクを開けてほしいと願い出るも、運転手に「車イスは乗せられません」と乗車拒否されてしまったといいます。

東さんたちを一瞥することもなく即答でそう言い放ったという運転手の態度に、一緒だった友人が「そんな乗車拒否は許されへんねん! トランクあけなさい!」と激怒。

トランクは開いたものの、ドライバーは運転席に座ったままで車椅子をトランクに入れる手伝いなども無かったようです。

そして東さんは後部座席に座り、ドライバーさんの表情を確かめたそうです。

『若い。憮然としている。私は、「障害者差別解消法」のこと、車椅子ユーザーにとって今のような対応は辛い、外出を諦めようになる人もいるということ、オリパラに向けて国単位で多様性社会をめざしていること、そして何より私たちの楽しくなるはずの今日1日がこの瞬間に不快になってしまった』

と綴っており、様々な想いと感情が頭を駆け巡った様子でした。

その後、怒りの収まらなかった様子の友人が「お宅の会社の社長さんは友達や。このこと言うたら、あんたエライことになるで。サービスを大事にしてるやろ、おたくは」と発言。それを聞いた運転手は小さな声で「すいませんでした」と謝罪したそうですが、東さんは『反省ではなく、ヤバイ・・・という声だった』と感じたようで、『あのドライバーさんが、これから色々考え直しますように』との願いでツイートは締めくくられていました。

こうした一連のツイートに、

「悲しくて難しい出来事ですね。この運転手はその後対応が良くなれば良いですね」
タクシードライバーの職務怠慢が一番の原因だよ!反省すべき所を反省して、次に繋げてください」

と、いったコメントが寄せられています。

しかしその一方で、東さんやその友人の言動に対して疑問視する声が上がっており、

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「確かにタクシー運転手さんの態度はいけなかったと思いますが、友人さんの社長に言いつけるって言葉が気になります」
「社長と知り合いだから言いつけるまでは良しとしても、その後のエライ事になるは完全に脅迫ですよね? そんな事を公に書き綴るとかどうかしているとしか思えませんよ?」
「タクシーの運転手さんの職務怠慢は理解出来ますが、ご友人の発言はもっと悪質と感じます。悪質クレーマー以上に悪意のある発言と思います。…というかご友人は本当にタクシー会社社長のお友達なんですかね? コレ、もしお友達でなければ悪意そのものですよ」
「脅迫して謝罪させたにもかかわらず、ネット上で拡散する。思い通りにならなかったからムカついたとしか読み取れない」
「ドライバーさんの対応には問題があったかもしれませんが、“社長とは友達や”は優位に立ちたいだけの浅ましい発言ですね。どれだけ素晴らしい主張をしようが、その発言で帳消です。そして、それをTwitterで発信してしまう判断力の無さ…残念です」

といったコメントが寄せられています。

運転手の対応に問題があることは前提として、東さんの友人が発した「お宅の会社の社長さんは友達や。このこと言うたら、あんたエライことになるで」といった発言や、一連のトラブルを公に晒した東さんにも問題があると多くの方が感じているようでした。(文◎絹田たぬき)

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