食べごろアボカドの見分け方を知って、アボカド料理をもっとおいしく変身させましょう!

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■いつがベスト?アボカドが一番おいしい旬の時期をチェック

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一年中スーパーで見かけるようになったアボカド。実は、そんなアボカドにも一番おいしい“旬”の時期があるのをご存知でしょうか。普段見かけるアボカドは、一般的に輸入のものばかり。日本国内でも沖縄や和歌山などで栽培されていますが、その数はわずかです。アボカドの旬は、日本では5月~7月頃のものが油分が高く味が良いとされているようです。しかしアボカドを栽培している国によって旬が異なるため、1年中おいしいアボカドがスーパーなどで出回っているのです。

■アボカドの食べごろとはどんな状態?
おいしいアボカドを見分けるには、どんな状態が食べごろなのかを知っておくことが大切ですよね。食べごろのアボカドは以下のような状態と言われています。・色:黒みがかった濃い緑色のもの・硬さ:皮を軽く押したときに硬すぎず適度な弾力のあるもの・形:表面にツヤがあり涙型でふっくらと張りのあるもの、ヘタの周りを押したときに適度な軟らかさのあるものこの3つの状態を目安に、次の6つのポイントに着目して選んでみましょう。


■アボカドの食べごろの見分け方・選び方 その1:シール

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アボカドを買うと、皮の部分にシールが貼られていることがあります。このシールには、原産国やアボカドのブランド名などが書かれているのですが、注目すべきはその色。食べごろの色をベースとしたものが多く、“シールの色と皮の色が同じになれば食べごろですよ”と分かりやすく表しているのです。普段何気なく剥がしてしまっていたアボカドのシールですが、食べごろを見分けるためのヒントが隠されているのですよ!

■アボカドの食べごろの見分け方・選び方 その2:色

出典:アボカドのむき方はとても簡単!ユニークでクセになる皮むき方法もご紹介♡

アボカドをスーパーで買い、その日のうちに食べるつもりなら、皮が“チョコレートのような黒色”になっているものを選ぶのがベスト。画像を見てもわかるように、まだ熟しきっていないものは皮が緑っぽい色。熟しているものは、皮が黒っぽい色へと変色します。買い置きする場合などは、反対に緑色のものを選ぶのがポイント。どのタイミングで食べるのかを考えて、皮の色をチェックするのがおすすめです。

■アボカドの食べごろの見分け方・選び方 その3:形

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アボカドは、その形にも食べごろかどうかのヒントが隠されているのです。スーパーなどでずらっと並んでいるアボカドを見ると、大きさも形もそれぞれ違うことに気がつきますよね。おいしいアボカドを見分けるには、“涙型”に着目して選ぶのがコツ。細長いものや丸みを帯びたものもありますが、できるだけきれいな涙型のものを選ぶようにしましょう。

■アボカドの食べごろの見分け方・選び方 その4:硬さ

出典:アボカドのむき方はとても簡単!ユニークでクセになる皮むき方法もご紹介♡

おいしいアボカドを見分けるのに、最も分かりやすいポイントが“硬さ”です。アボカドを買うときにも、無意識のうちに硬さをチェックする人が多いのではないでしょうか。その見分け方は大正解!しかし、まだ購入前のアボカドをベタベタとさわるのは避けたいですよね。まずは色や形から見ておいしそうなアボカドを手に取り、指でやさしく押してみましょう。適度な軟らかさと弾力のあるものが食べごろのアボカドなのだそうですよ。

■アボカドの食べごろの見分け方・選び方 その5:皮

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アボカドは、皮の見た目もそれぞれ違います。おいしいアボカドかどうか見分けるには、皮に“ツヤ”と“ハリ”があるかどうかをチェック。皮にシワがあったり、少し浮いているように見えたりするものは、すでに熟しすぎてしまっているサインです。スーパーでアボカド選びをするときは、皮の状態もよくチェックするようにしましょう。

■アボカドの食べごろの見分け方・選び方 その6:ヘタ

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アボカドを選ぶとき、ヘタに注目したことはありますか?意識してみる機会の少ないヘタの部分も、アボカドを見分けるときに大切なポイントとなります。アボカドが熟していくと、ヘタから変化し始め、乾燥したり浮いて取れかかったりするのです。ヘタの周りが軟らかくなっていたり、取れてしまったりしているものは、実の部分が茶色く変色してしまっている可能性大!ヘタの部分のチェックも忘れずに行いましょう。

■まだ硬いものはどうすればいい?アボカドを食べごろにする方法

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買ってきたものの、まだ硬くてすぐには食べられそうにないアボカド。みなさんは、どのように対処していますか?実はアボカドは、自宅で追熟させることができる果物。簡単な方法で、家でも食べごろの状態にすることができるのです。アボカドを食べごろにするには、“リンゴ”や“バナナ”などの果物といっしょに袋に入れておくのがおすすめ。果物から発生した“エチレンガス”の作用で、アボカドの追熟を早めることができるそうですよ。

■いつまでもおいしく食べるために!アボカドの保存方法

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アボカドはどれくらい熟しているかで保存方法が異なります。熟す前、熟した後、カットした後の保存方法を確認しておきましょう。

・熟す前の保存方法は常温で
まだ熟していないアボカドは常温保存して追熟させましょう。アボカドが熟す条件は、“15℃程度の室温で3~5日間”が目安。室温が5℃以下または27℃を超えると傷む原因になるため、できるだけ涼しい場所に置いておくことがポイントです。

・熟した後の保存方法はふたつの方法がある
熟した後の保存方法は冷蔵保存と冷凍保存の2通りがあります。◆冷蔵保存熟して食べごろになった状態のアボカドは、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の“野菜室”で保存すれば4~5日間保存が可能です。庫内が5℃以下になる冷蔵室では、低温障害を起こして味が落ちてしまうため止めておいた方が良いでしょう。◆冷凍保存熟したアボカドなら冷凍庫で1カ月程度保存が可能です。丸ごと1個をラップで包み、フリーザーバッグに入れて密封し冷凍庫に入れます。使うときは常温に20分程置いて解凍し、皮を押して軟らかくなっていればOK。少し硬い半解凍状態で切ると包丁にもつかず、きれいに切ることができますよ!




・カットした状態の保存方法は使うタイミングで判断を

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カットしたアボカドの保存方法も見てみましょう。◆冷蔵保存カットしたアボカドをすぐ使うなら冷蔵保存が可能。ただし、カットした断面が変色し始めてしまうので、レモン汁などを塗ってラップで包み、できるだけ密封した状態で野菜室に入れ、2~3日を目安に使い切りましょう。カットした断面が大きいほど変色も早いので、スライスやダイス状などにカットした場合は冷凍保存をおすすめします。◆冷凍保存冷凍する場合は、使いやすい大きさにカットし、レモン汁などを塗って使う分量ごとにラップで包みます。その上でフリーザーバッグに入れ、密封して冷凍庫に入れれば1カ月程度の保存が可能。解凍するときは、野菜室で自然解凍した方が傷みにくいようです。




・解凍したアボカドを使ったおすすめレシピをご紹介
冷凍保存しておいたアボカドは、生、加熱調理とどちらにも使えます。おいしく食べるためにも決められた解凍方法に従って行いましょう。◆野菜たっぷりのカプレーゼサラダ

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スライスカットのアボカドなら、きれいに並べてカプレーゼ風のサラダにしても◎トマト、モッツァレラチーズを同じ厚さにして、順番に並べていくだけの手軽なレシピです。オリーブオイルや塩こしょう、市販のイタリアンドレッシングなどをかけるだけでもおいしく食べられますよ!


◆解凍せずそのまま調理!アボカドとクリームチーズの春巻き

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スライスしたアボカドとクリームチーズを生ハムで巻き、春巻きの皮で包み油で揚げます。生ハムの塩気が効いているので、味つけ不要なのがおすすめのポイント。高温で揚げるため、アボカドは解凍せずそのまま使ってもOK!時間がないときでも手早くメインメニューができあがります。


◆もしも解凍に失敗したら…ディップにしておつまみ風に

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アボカドを適当な大きさに潰して、マヨネーズレモン汁、塩こしょうで味つけすればアボカドディップができあがります。薄切りにしてカリッと焼いたバゲットや、クラッカー、トルティーヤチップを添えれば、お酒にあうおつまみにもぴったり!

■熟す前に切ってしまったら?対処法をチェック
食べごろを見分けたつもりでも、切ってみたらまだ熟していなかったということもあるはず。そんなときの対処法も覚えておいてくださいね!

電子レンジで温める
切ってしまったアボカドをすぐに使いたいときは、種を除いた状態でラップをし、600W で1分程加熱します。まだ硬ければ30秒ずつ、最大3分を目安に軟らかくなるまで加熱してみましょう。

・熟す前のアボカドがおいしく食べられるレシピも必見!
まだ熟す前の硬いものや、電子レンジでも軟らかくならなかった場合は、加熱して食べることがポイント。おいしく食べきれるレシピをご紹介します。

出典:photoAC ※写真はイメージです

フライパンで焼いたアボカドにとろけるチーズをのせてトースターで焼くだけの手軽なレシピ。お好みで塩ごしょうやオリーブオイルなどを足して食べてみてくださいね。チーズのとろみでアボカドの硬さも気にならず、フレッシュな味わいも楽しめますよ!


◆ひと口サイズにして天ぷらに☆

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アボカドをサイコロ状にカットし、溶き卵と天ぷら粉をつけて揚げれば、アボカドの天ぷらに。揚げることで硬さが気にならず、アボカドの風味も楽しめますよ!シンプルに塩こしょうで食べたり、ケチャップマヨネーズを混ぜたオーロラソースにつけて食べてもいいですね!


とろみのあるクリームパスタに混ぜ込んで

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硬いアボカドは、水分といっしょに煮ることで軟らかくなります。フライパンオリーブオイルを入れてニンニクを熱し、玉ねぎやむきエビといっしょにアボカドを炒めたら、小麦粉と牛乳を加えてとろみがつくまで煮ましょう。茹でたパスタを加え、醤油や塩こしょうで味を調えればクリームパスタの完成です。

■正しく見極めればいつものアボカドもワンランク上のおいしさに!

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おいしいものかどうかの見極めが難しいアボカド。色、硬さ、形それぞれ見極めるポイントをしっかりとマスターして、おいしいアボカドを選んでみてください。今までと値段の変わらないアボカドが、ワンランク上のおいしさに感じられるかもしれませんよ。買ったら正しい保存方法で保存し、アボカドの栄養とおいしさを余すことなく食べきってくださいね!
(mamagirl
掲載:M-ON! Press