レアル・マドリーの上層部は、このまま成績不振が続くようなら監督交代も辞さない構えのようだ。

今シーズンの成績不振からから、にわかに浮上したジネディーヌ・ジダン監督解任説。今年3月、2度の監督交代により一昨季終了時の退任からわずか9カ月で電撃復帰したフランス指揮官だったが、現在のロス・ブランコスはチャンピオンズリーグ(CL)を3連覇した当時のチームからはかけ離れた道を辿っている。

リーグ戦ではここまで2勝2分け無敗という成績だが内容は褒められたものではなく、相手も格下ばかりなだけに満足のいくものではない。さらに直近のCLでのパリ・サンジェルマン戦の0-3の完敗でフロレンティーノ・ペレス会長の堪忍袋の緒が切れたようで、スペインメディアを中心に解任説が上がっている現状だ。

その中でスペイン『ムンド・デポルティボ』は、ペレス会長はクラブOBのシャビ・アロンソ氏の招へいを考慮していると主張。2016-17シーズンを最後に現役を引退した同氏は、今季から古巣ソシエダのBチームを指揮しており、それ以前はマドリーインファンティルA(U-14チーム)を率いて、就任後22勝1分けという成績でチームをディビシオン・デ・オノール・フベニールという18歳以下のユースチームが所属するリーグで最高位に当たるカテゴリーに導いた実績を持つ。

現在マドリーのBチームを指揮するラウール・ゴンサレス氏も候補に挙げられているが、会長はシャビ・アロンソ氏の手腕をより高く評価しているという。昨年にクラブ退団を許可したことを後悔しているとも言われている。

新監督候補にはジョゼ・モウリーニョ氏の名前も挙がっているが、スペイン『アス』はその可能性は低いとみている。

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